我が家の旗艦『Nikon D7100』
2018年にニコンがフルサイズミラーレスに参入したのをきっかけに、2009年にNikon D5000のダブルズームキットを購入して以来、約10年ぶりにカメラ趣味へと舞い戻りました。
10年のブランクの間にカメラ業界も大きく様変わりしていましたが、まずは新しいカメラが欲しくなるのが人の常。
入門機のD5000から、中級機にカメラをリプレースしたい!という欲求は抑えられませんでした。
そこで、懐具合の淋しい自分にも手の届く中古を探して、行き着いたのが2013年に発売されたNikon D7100でした。
撮像素子がAPS-Cサイズのニコン製デジタル一眼レフは、D500をフラッグシップに構造を簡略化したD7500が続き、D500が登場するまでフラッグシップだったD7200が昨年まで併売されていました。
2世代前の機種となるD7100はちょうど良い枯れ具合で、中古価格の相場も下がっており、2018年の11月にソフマップの中古を約4万5千円で購入しました。
D7100はバッファ容量の少なさがウイークポイントとして指摘されていますが、自分はほとんど連写をする事が無いので性能に不満を覚えたことはありません。
D5000からD7100へアップグレードした事で、
・視野率が100%のペンタプリズムに
→D5000は95%のダハミラー
・ダブルスロットでSDXCに対応
→D5000はシングルのSDHC 32GBまで
・マグネシウムボディ採用
→最新のD7500はカーボンフレームに変更
・撮像素子が12.3→24.1メガピクセルへ増大
→解像感が向上して見違えるようです
・ローパスフィルターレスで解像感が向上
→モアレは出やすくなりました(^_^;)
・動画が1920×1080/60fps ステレオ音声に向上
→D5000は1280×720/24fpsでモノラル音声
・1.3×クロップで35mm判換算の焦点距離が2倍に
→ここが一番重要!
といった性能が向上しました。
宅配便でD7100が届いた時は、梱包からボディを取り出すとずっしりした重量と高級感のある外観で、高揚感がMAXに達しましたΣ(゚∀゚ノ)ノウヒョー!!
少し触っただけで多機能な中級機の実力を垣間見る事ができ、解説本を片手に機能を覚えるのが大変でした。
D7100のショット数を調べたら約9000回で、15万回の寿命を想定している中級機としてはそこそこ程度の良い個体だったと思います。
ちなみに、新品で購入して10年使ったD5000のショット数は1万2千回でした。(撮影頻度が少なすぎましたかね…?)
D5000はモーター内蔵のレンズしか装着できませんでしたが、D7100はボディ内モーターを備えているので、モーターの無いレンズもAF駆動できます。
芋づる式に古いAFレンズが欲しくなりましたが、D7100の入手時には自制していました。(後日、別の形でフィルムのAF一眼レフがレンズと共に増えていきましたが…)
D7100とD5000を見比べると品質の違いは歴然としていましたが、 D5000は簡易な操作と軽快な取り回しに利点があるので、手放さずにサブ機として手元に残しています。(いまやD5000の買取価格は二束三文ですし…)
D7100のバッテリーグリップは中華製の互換品がAmazonで安く出回っていたので勢いで購入してしまいました。
バッテリーグリップの装着は中級機以上の特権なので、一度は体験してみたかったのです。
バッテリーグリップは専用バッテリー以外に単三電池×6本が使えるので、Amazonのニッケル水素電池を同時購入しました。
純正のバッテリー1個と同じくらいの合計4,700円でバッテリーグリップを追加できました。
バッテリーグリップを装着すると上級機のような佇まいが頼もしいけれど、重量増も凄いので未だにこの組み合わせでは撮影に持ち出していません(^_^;)
総合的には所有感の高さも含めて非常に満足しており「D7100を買って良かった」と満足しています。(*^_^*)
ボディが新しくなるとレンズも欲しくなるのが人の性。
D7100と同じ時期にAPS-C専用の超広角ズームを調達しました。(先述の写真で装着しているレンズです)
某フリマで外箱付き・付属品完備の中古を約1万8千円で購入しました。
77mmのプロテクターはアマゾンで約300円の安い中国製を調達しました。(コーティングのない素通しガラス)
SIGMA 10-20mm は後ろに引けない室内展示の撮影に威力を発揮してくれました。
超広角ズームの次は超望遠ズームを…とレンズ沼は底無しの様相を呈していましたが、軍資金が乏しいのでレースイベントの無料レンズ貸出で物欲を鎮めることにしました。
キットレンズの望遠ズーム(55-200mm)にケンコーの1.4Xテレコンを咬ませて焦点距離を280mmに伸ばし、APS-Cの撮像素子は35mm換算で焦点距離が1.5倍、D7100の1.3倍クロップ機能を使うと換算で2倍になるので、280mm×2倍で560mmとなりました。
手持ちの機材に加えて、シグマのレンズ貸出で新製品の60-600mm(SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM)とライトバズーカ(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM)を無料で試すことが出来ました。
レースや航空機の撮影をすることは滅多にないので、未だ超望遠ズームを増備するには至っておりませんが、将来的には超望遠ズームも揃えて機材ラインナップを充実したい…という欲望は燻っています。