行田市郷土博物館『むかしのくらし』
4/7(日)に忍城址で写真を撮り歩いた際に、本丸の跡地に併設された「行田市郷土博物館」を見学しました。
行田市郷土博物館は古代から現代にいたる行田の歴史と文化を学ぶことができる博物館で、常設展は撮影禁止でしたが、企画展「むかしのくらし」の展示物を撮影する事ができました。
現代のインターネット世代・スマホ世代は知らないかも知れませんが、パソコンが普及する以前はワープロ専用機なる機械が存在して、機種毎に異なる操作法を取説と格闘しながら習得したのじゃよ~(΄◞ิ౪◟ิ‵)
昔、同人誌がアナログの版下入稿だった時代に、似たようなワープロで文字を縦書き印刷して、写植代わりにペーパーセメントで切り貼りしていた事を思い出しました。(漫画のフキダシなので、漢字はゴシック、仮名を明朝に変換するのが大変でした)
今や漫画もデジタル制作が主流ですが、同人作家には写植を知らない世代も多いんでしょうねぇ…( ・ิω・ิ)
昭和40年代生まれの自分には戦後の暮らしにまつわる展示が特に興味深く、個人的に関心の強かった手回し計算機の実物を見ることが出来たのは収穫でした。(説明を読んでも使い方はさっぱり要領を得ませんでしたが…)
大友克洋フリークだった自分にとって、2020年の東京オリンピックを予言した漫画「AKIRA」に登場するSB(セキュリティボール)はフェイバリットなメカなのですが(金田バイクやフライングプラットホームも大好き!)その通称となった炭団の実物を初めて目にして衝撃を受けました。
昭和40年代生まれの自分でさえ知らなかった炭団を2020年育ちの金田が知っていたのも驚きですが、作者の大友先生の世代には身近な燃料だったのかも知れませんね。(連載当時「炭団ってなぁに?」と首を傾げながら読んでいました)
行田は2017年に池井戸潤の原作をドラマ化した『陸王』で脚光を浴びましたが、バイク乗りの自分は陸王と聞くと、戦前~戦後にハーレーを国産化したサイドバルブのバイクを連想してしまいます。(キックペダルが自転車みたいなのが良いのですよ)
フィルムカメラで撮影するためレトロな被写体を追い求めている今日この頃ですが、しばらくは昭和の残り香を探索する日々が続きそうです。