思ったよりイケてる?『Kenko KF-1N』
ヤフオクで新同品を4千円で落札したKenko KF-1Nが届きました。
キワモノ呼ばわりしてネタ扱いしていた中国製の機械式カメラは、想定外に質感の高い金属製のMF一眼レフでした<(_ _)>
RICOH XR-8 Superが中身はダイキャストでも外装がプラだったのに較べ、KF-1Nは外装まで金属製でずっしりとした重みがありました。
新品が販売されていた当時、裏蓋が開けにくいという悪評も立っていたようですが、自分が入手した個体は特に問題ありませんでした。
ざらついたシルバー塗装とボディのマットなゴム塗装は傷も無く美観を保っており、新同という触れ込みに偽りはありませんでした。←ただし、ボディキャップも付けずに乱雑に梱包されていたのは不満を覚えましたヽ(`Д´)ノ =3
ペンタ部のロゴは彫り込みに墨入れされており、プラボディのAF一眼レフがシルク印刷なのに較べると遙かに高級感がありました。
テスト用のフィルムを装填してレバーを巻き上げるとゴリゴリして重く感じましたが、シャッターを空撃ちして27枚を撮りきり、フィルムを巻き戻す時も問題は起こりませんでした。
後付けながら多重露光ボタンやシンクロターミナル、絞り込みレバーも備えており、通常の撮影で不満を感じることは無さそうです。
ニッコールのMFレンズは28mm~35mmの単焦点だと中古相場が高めで、金額に折り合いが付きませんでしたが、MFズームで一番不人気の相場が安かったNikon Ai-S 35-70mm f3.3-4.5をヤフオクにて千円で落札しました。(地元のリサイクルショップが出品していたので、店頭受取なら送料は無料でした)
「写ルンです」に専用ハードカバーを付けたのと同じ価格帯で、ボディ4千円+レンズ千円の合計5千円で機械式のMF一眼レフを調達することが出来ました。
フィルムの値上げが続く今だからこそ、格安で手に入る中古カメラでフィルム撮影を楽しみたいものです。
ヤシカを源流に持つ中国生まれのニコンFマウント一眼レフという何だか良く解らない出自のKenko KF-1Nですが、思ったよりも愛着が持てそうです。