白銀の『YASHICA TL ELECTRO X』1
4/21(日)に新宿~秋葉原の中古カメラ屋を巡回した際に、ブラックボディのヤシカ製一眼レフ『YASHICA TL ELECTRO X ITS』を見かけました。
それ以来、ヤシカの一眼レフに興味が波及してしまい、ITSと仕様が共通の『YASHICA TL ELECTRO X』をヤフオクで落札してしまいました。(写真は出品情報からの転載です)
誰とも競り合わずに1回の入札で落札した『ELECTRO X』は、純正の単焦点レンズ「AUTO YASHINON-DX 1:1.7 f=50mm」が付いて約3,600円(送料込)でした。
ペンタ部の花文字がハーフサイズ一眼レフの「OLYMPUS PEN F」を彷彿とさせて、女性的な優雅さを漂わせています。
今回『ELECTRO X』を手に入れた動機としては、
- 『ELECTRO 35 MC』と共通の意匠を持つデザイン
- 今まで使った事の無い「スクリューマウント」
- 現在では廃れた「絞り込み測光」を採用
- 外観はそこそこ綺麗で所有感を満たせる
- 通電OKで電子シャッターが生きている(精度不明)
- 電池室の液漏れが無く、裏蓋の内部も綺麗
- レンズ・ファインダーの光学系もほぼ問題なし
といった点が挙げられます。
外観では、漆黒のボディでペンタ部に金色の電子マークが象嵌された『ELECTRO X ITS』にも心惹かれていたのですが、金属カメラらしいクロームの『ELECTRO 35 MC』と『ELECTRO X』を並べてツーショット写真を撮ってみたかった…というのが1つめの動機です。
「使用した事の無い形式のカメラに触れてみたい!」というのが最近の傾向なので、現在主流のバヨネットマウントではない、M42スクリューマウント(プラクチカマウント)を使ってみたかったのが2つめの動機となりました。(ちなみにライカのスクリューマウント=Lマウントは径が39mm)
同様に、開放測光が実用化されるまでの過渡期に使われた絞り込み測光を試してみたかった…というのが3つめの動機です。
落札した個体は、原宿にある「フィルムカメラ東京」のショップ出品で、4~7の詳細な状態説明から、実用上問題無さそうだと判断して入札しました。
顕在化する「危険な兆候」
はてなブログを始めてからは、中古カメラを買う時に「ブログのネタになる」という理由で自分を納得させてしまう事が多くなりました(^_^;)
中古カメラを購入する時のポリシーとして、
- 不動のジャンクは買わない(撮影可能なのが前提)
- 自分のスキルで直せる範囲なら修理する
- 購入した中古カメラに1回はフィルムを通す
と言う三箇条を定めてきたのですが、ジャンクは避けつつも「フィルムを通す」については、なかなかフィルムを撮り切れない事もあり「とりあえず完動なら撮影しなくてもいいんじゃね? ┐(´ー`)┌ 」という邪心が芽生えつつあり「置物同然にカメラを蒐集する」ような危険な兆候が現れ始めています((( ;゚Д゚)))
石井正則さんが提唱する「駄カメラ」のように、駄菓子感覚で捨て値のカメラを買い続けて、アルバムCD1枚分の3千円を平均額に定めたものの、累積では結構な金額を中古カメラにつぎ込んでしまいました(;´∀`)
昨年末に、ボーナス商戦で特価だった『オリンパス OM-D E-M1 Mark II』にシステムを一本化して、一点豪華主義で機材を整理しようと目論んだ時期がありました。
しかし、思い返すと自分は、一気に情熱を燃え上がらせるより、焚き火の熾火を消さないように、少しづつ燃料(カメラ)を投下(購入)していかないと物欲が収まらない性質だと自覚するに至り、その構想は雲散霧消しました。
当面は、捨て値のフィルムカメラを集めながらフィルム撮影を楽しみつつ、デジカメ以前の銀塩時代に遡って、カメラに関する知識を学んでいくつもりです。
「コシナ党」から「ヤシカ信者」への変節
なんちゃってクラシックなレンジファインダーカメラの『Voigtlander BESSA R』に興味を持って以来、コシナに注目していたのですが、最近は熱が冷めてきて、ヤシカに関心が強くなりつつあります。