リニューアル工事のため今年の4月から9月末まで一時閉館しているオリンパス技術歴史館「瑞古洞」を、昨年の12月に見学した時の模様を振り返ってお届けします。
東京都の八王子市内にあるオリンパス技術開発センター石川に設けられた技術歴史館「瑞古洞」は、平日に予約制で見学できる無料の博物館でした。
残念ながら館内は撮影禁止だったので、館内を撮影する事は出来ませんでしたが、海外のサイトに撮影許可を受けた写真が公開されていたので、一部を転載させて頂きました。
館内はオリンパスの中核事業である内視鏡や顕微鏡の展示がメインでしたが、歴代のオリンパス製カメラにも広いスペースが割り当てられており、とても見応えのある展示内容でした。
オリンパスのカメラを展示する施設では間違いなく国内最大規模だと思われます。
見学は解説員が随伴して展示を説明する方式で、通常の所要時間は1時間程度でしたが、他に見学者がいなかった事もあり、オリンパスが世に送り出してきたカメラの数々を2時間半にわたって堪能する事ができました。
オリンパスのカメラ1号機から代表的なフィルムカメラのペンやOMシリーズ、デジタルカメラはコンパクトからフォーサーズのEシリーズ、マイクロフォーサーズのペン、現行のOM-Dシリーズまで、おそらく歴代のオリンパス製カメラの全てが展示されていたと思います。
ダストリダクションの体感コーナーでは、1000Gの超音波振動でゴミをはじき飛ばすセンサー上で、ビーズがポップコーンのようにはじけ飛んでいました。
三脚を揺らしてもファインダー画像がピタッと止まるOM-D E-M1(初代)の5軸手ぶれ補正の威力にも改めて驚嘆させられました。
カメラを一通り見た後で、駆け足で内視鏡と顕微鏡の説明を受けてきました。
自分は定期的に内視鏡検査を受けているので、関連した機器類の展示は大変興味深いものがありました。(あんなのを下から入れられていたんだなぁ…)
動物写真家の岩合光昭氏が特注したアースグリーンのE-5も、同仕様のモデルを特別に奥から出してもらって実機を触る事ができました。
重厚な外観とマグネシウムボディのずっしりした手応えに、いにしえのフラッグシップ機が放つオーラを体感する事が出来ました。
技術開発センターの敷地内には「高千穂神社」があり、見学の前後に参拝しておきました。
「高千穂稲荷大明神」は位の高い神様が祀られている本物の神社で、拝めばカメラにまつわる運気が上がりそうな気がしました(´-ω-)人
平日の予約制なので土日休の勤め人は気軽に見学できませんが、リニューアルしたら早い時期に再訪したいものです。