秋葉原の「野郎ラーメン」とコラボした青春ブタ野郎ラーメンの看板を拝んだ翌日に、劇場版アニメ『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を鑑賞してきました。
以降の内容はネタバレを含みますので、映画をこれから観る方は[続きを読む]はクリックせず、キービジュアルから下は読まないで下さい<(_ _)>
TVシリーズは初回放送時に2話まで見た時点でピンと来るものがなく、途中で視聴切りしてしまいました。
昨年末~年始にかけてネット配信で全話をイッキ見したら「これは面白い!」と印象が180度変わり、舞台探訪するほどハマってしまいました。
3話が物凄く盛り上がるエピソードだったので、2話で切ってしまったのは早計でした<(_ _)>
初回放送から間を空けずに地デジで再放送されたので、慌てて録画しました
『~ゆめみる少女の夢を見ない』は、TVシリーズの各エピソードを貫く縦糸のような伏線を回収する内容で、原作未読の自分も公開を待ち侘びていた劇場映画でした。
予告編である程度雰囲気は掴めていましたが、実際に鑑賞してみると、昭和に人気を博したドラマ赤いシリーズのような運命に翻弄される難病モノでした。
ラノベ原作とは思えないような命の選択を迫られる重いテーマで、中盤以降は重苦しい雰囲気に包まれていました(;゚Д゚)
タイムパラドックスでストーリーが交錯し、過去に戻ったり未来の情報が現在に影響を及ぼしたりするので、観る方も頭の中で情報整理が必要でした。
個人的には、最初のクリスマスイブで主人公が焦燥に駆られた理由が解らず「?」となったほか「臓器移植で適合者が何人も身近にいるんかいな?」と首を捻る部分も無きにしも非ずでしたが、ここはフィクションとして笑って(了承して)おきましょう。
中盤以降は、2人で罪を背負って生きていく…みたいな後味の悪いラストも予想されたので、定石通り大団円に収まってくれたのは良かったです。
映画では「ミスト」みたいな後味の悪いエンディングや「アベンジャーズ / エンドゲーム」のように「あのキャラが!!」というまさかの展開があるので油断なりません。
全体的にはループものに位置付けられる内容で「涼宮ハルヒ」シリーズでいうところの「~消失」を彷彿とさせる重要エピソードでした。
これでネタバレを気にしなくて済むようになったので、機会があれば原作にも目を通したいところですが、不要品の処分やら、段ボール箱数個に及ぶ自炊待ちのスクラップが大量に残っているので、優雅に読書を楽しめるのはしばらく先の話になりそうです(;´∀`)