以前の投稿で「ばくおん!!」の舞台探訪に絡めて沼津港深海水族館を紹介しましたが、内容がシーラカンス中心だったので、その他の見どころ(?)についてご紹介します。
沼津港深海水族館は沼津港の飲食店街にある奥まった立地の水族館で、深海生物の展示に特化しており、イルカショーのような華やかな展示はありません。
沼津港の水門から先に広がる駿河湾は海底の勾配が急に深くなる地形で、最も深い地点は水深2500メートルに達する日本一深い湾です。
沼津港で水揚げされる魚に深海魚が多く含まれるのが『沼津港深海水族館』が創設される起源となりました。
水族館は小規模ですが、入館料は1600円と高めに設定されており、元が取れる展示内容なのか最初に不安を覚えました。
薄暗い順路を進むと、熱帯魚店を思わせる規模の水槽に駿河湾で生息する深海生物が展示されています。
深海魚は闇に潜み獲物を待ち受ける性質があるので、基本的に動きません。
チンアナゴは海水魚の専門店で売っている魚なので、珍しさはありませんでした。
沼津港深海水族館は別名を「シーラカンス・ミュージアム」と称している通り、世界でも稀なシーラカンスの冷凍標本を展示しているのが最大の目玉です。
シーラカンスの展示については、以下の投稿に書いたのでご参照下さい。
沼津港深海水族館でシーラカンスに並ぶスターといえば、ダイオウグソクムシでしょうか。
だいぶ前に長期間の絶食がネットで話題になった深海生物だったので、実物を見るのが来館の動機になりました。
肝心のダイオウグソクムシは微動だにせず、生きているのか死んでいるのか判別できませんでした(^_^;)
ダイオウグソクムシは、さめだ小判先生が「ぐーたん」という愛称で擬人化していたので、自分の中では萌えキャラです(*^_^*)
映画「シン・ゴジラ」のゴジラ第2形態は深海に棲むラブカをモチーフにしたそうです。
巨体を揺らしながら川を遡上して街を破壊し、上陸するとエラから大量に吐血する迷惑なヤツなのですが、ユーモラスな風貌が可愛いと一部で好評を博し「蒲田くん」の愛称で親しまれています。
ラブカと言われても実物をイメージ出来なかったのですが、沼津港深海水族館には模型が展示されていて、ようやく雰囲気を掴む事が出来ました。
沼津港深海水族館をオススメできるのは、
といった嗜好のある方でしょうか。
予備知識無しにカップルがデートで入るのは正直オススメ出来ません(´-ω-`)
自分が1600円の入館料で元が取れたかと言うと、大満足で入館料以上に好奇心を満たす事が出来たと断言する事が出来ます(`・ω・´)
ミュージアムショップでは「キモ可愛い~♥」お土産がバリエーション豊かに販売されています。
事前に下調べの上、興味を覚えたなら現地まで足をお運び下さい<(_ _)>