以前の投稿でPENTAX 6x7について触れましたが、二眼レフのヤシカフレックスC型を手に入れてからも、アイレベルで撮影出来る中判カメラへの関心は燻り続けていました。
7/14(日)に新宿のレモン社を覗いてみたら、ウクライナのアーセナルで製造された中判一眼レフのキエフ60(KIEV-60)が在庫されていました。
購入する気はありませんでしたが、後学のために冷やかし半分で触らせてもらいました。
キエフ60の偏心した巻き上げレバーを回してシャッターを切ると、ファインダーが真っ暗になってしまいました((( ;゚Д゚)))
ミラーの機構がクイックリターンでは無かったようで、もう一度巻き上げるとミラーが下りて視界が開けました(・∀・)
PENTAX 6x7のミラーショックの大きさを考えると、クイックリターンミラーで無い方が手ブレは軽減されるような気がしました。
キエフ60にはTTL露出計を内蔵したアイレベルのプリズムファインダーが付いていましたが、お店のテスト電池で作動させる事が出来なかったので、どのように動作するかは確認出来ませんでした。(恐らく壊れていたのでしょう)
どうせならウエストレベルファインダーがセットになったものが欲しい…と理由を付けて、その場を退散しました。
帰宅してからキエフ60について調べると、度重なるトラブルに悶絶した阿鼻叫喚のレビューが次々に見つかったので、生半可な覚悟では手を出さない方が良さそうです。
キエフ60には巻き上げ不良のコマ被りの他、様々なトラブルが報告されています。
それらの欠点を解消した…と思われる商品をググっている時に見つけました。
ARAXは元々キエフ60の販売店だったようですが、アーセナルが製造を終了した後も、独自に不具合を解消した商品にARAX-60という名前を付けて販売を継続しているようです。
興味は引かれましたが、今後も中判をメインに撮影する機会は無さそうなので、情報だけ押さえておく事にします。
キエフ60は元々、東ドイツのペンタコン人民公社が製造していたペンタコンシックスのコピーでした。
デザインにはキエフ60よりも惹かれるモノがありますが、コマ被りの問題や、1/125のシャッタースピードに不具合が出やすい事など、キエフ60以上にトラブルを抱えているので、自分のレベルでは手を出せない難物のようです。
ペンタコンシックスの後期モデルがTTL露出計を内蔵したファインダーに対応したペンタコンシックスTLです。
カメラ同人誌の投稿で触れたペロナーリンゼさんが、ペンタコンシックスを題材にした同人誌を出していたので、当面は本を眺めるだけに留めておく事にします。