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中古カメラと写真、日々の独り語り

『天気の子』舞台探訪 2 (+コミケ96)

8/11(日)に、カメラ関連の同人誌を漁るためコミックマーケット96の3日目に行ってきました。

事前購入したリストバンドを付けて、午前10時頃に西・南ホールの待機列に並んだところ、ビッグサイトの周辺を1時間以上移動した挙げ句、東ホール裏の駐車場に誘導されて、炎天下に長時間待機させられました。

午前11時半を過ぎると「後から来た人が先に入場している」という情報が漏れ伝わってきたので、意を決して待機列を離脱し、トラブルが解消するまでお台場を観光して時間を潰す事にしました。

matome.naver.jp

以前『天気の子』舞台探訪で都内を巡った時は、お台場まで足を伸ばせなかったので、当日はそれを補完する形となりました。

cosinon.hateblo.jp

ビッグサイトからゆりかもめに乗ってお台場海浜公園駅に降り立ち、展望デッキからレインボーブリッジを臨む景観を撮影しました。

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© 2019「天気の子」製作委員会

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お台場海浜公園に広がる眺望

劇中では、お台場の出会い橋周辺でフリーマーケットが開催されていました。

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午前中はこの一帯をコミケの待機列が埋め尽くしていました

余談ですが、前日の8/10(土)に秋葉原で「ガンダムUC」の福井晴敏先生をお見かけしていたので、実物大のユニコーンガンダムを感慨深く眺める事ができました。

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ユニコーンガンダム(デストロイモード)

トヨタのMEGA WEBで展示を見学した後、午後2時頃にビッグサイトに戻ると、待機列は解消されてフリー入場になっていました。

後で聞いた話では、東ホール裏の駐車場で待機していた列が入場出来たのは、午後1時半過ぎだったそうです。

コミケの閉場が午後4時だったので、ゆっくりと会場を見て回る事は出来ませんでしたが、とりあえず目当ての同人誌は手に入れる事が出来たので、通販で入手出来る本を中心にご紹介します。

ペロナーリンゼ

www.melonbooks.co.jp

「美少女+クラシックカメラ・レンズ」の同人誌を頒布しているペロナーリンゼの新刊は、従来とは趣向を変えて最近のミラーレス一眼を取り上げています。

今回のイラストは「眼鏡女子+カメラ」で以前から注目していたねこバカさんが担当しているので、個人的に二度美味しい内容でした。

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「EOS M2 Automemories」

Seraphim

shop.comiczin.jp

『U1万円デジ一眼』シリーズにどハマりしたSeraphimの新刊で、フルサイズ機が存在感を増すカメラ業界の風潮に異議を唱えた内容となっています。

著者の主張に全面的な同意はできませんが「そういう見方もあるのね」と視点を変える事で、新たな知見を得る事が出来ました。

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「デジタル一眼フルサイズでなくてもよくない?」

ていこくらんち直売所

booth.pm

一度は完結が宣言された同人誌版の『カメラバカ』シリーズですが、1巻の内容に立ち返ってリブートした新刊が頒布されました。

あとがきで作者が内心の葛藤を吐露していますが、終わったと思っていた『カメラバカ』の新エピソードが読めたのは僥倖でした。

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「ニューカメラバカ PDF版」

今後のコミケに思う事

コミックマーケットは未だにマチュアの祭典を標榜しているようですが、ここまで巨大化して企業ブースまで取り込んでいる以上、実質的な大規模商業イベントである事は明白です。

商業イベントとして成立させず、アマチュアリズムを盾にして責任逃れを続けてきた歪みが、コミケ96の3日目に発生した一般参加者入場の大混乱に繋がっていると自分は考えます。

www.comiket.co.jp

最近はショップ委託やBOOTH等の代行サービスで同人誌が入手できるようになり、猛暑や酷寒のコミケに足を運ぶ必然性が薄れてきました。

booth.pm

コミケでは委託手数料や送料を上乗せしないで同人誌を入手出来ますが、会場までの交通費や待機列に並ぶ労力を勘案すると、冊数が少ないとメリットが乏しい気がします。

自分はコミケが晴海の見本市会場で開催されていた頃に参加を始め、東京流通センター幕張メッセに会場が流転して、東京ビッグサイトに定着してからは、行ったり行かなかったりを繰り返していました。

委託が無かった時代には、即売会で頒布される同人誌は一期一会で、入手しそびれたら二度と出会う事はありませんでした。(当時はオークションや中古販売も普及していませんでした)

即売会で頒布していない同人誌は、サークルに直接連絡を取り、代金+送料の定額小為替を郵送し、同人誌を送ってもらっていました。(最近の若い人は、定額小為替って使った事ありますか?)

近年はそこまでして欲しいと思える同人誌はほとんど無くなってきたので、次のコミケに行くとしても、昼を過ぎて入場フリーになっているであろう時間帯を見計らって現地入りするつもりです。