お盆期間の夏休みに、港区の愛宕山に所在する愛宕神社を参拝しました。
愛宕山は23区内にある自然の山では最高峰で、標高は26mだそうです。
鳥居から参道を駆け上がる男坂には、急勾配の石段が山頂の愛宕神社まで伸びていました。
『シン・ゴジラ』では、この石段に大勢の避難民が押し寄せている場面がありました。
愛宕神社の本殿は工事の柵に囲まれていました。
愛宕神社の境内には鯉が泳ぐ池と末社がいくつかあり、寺社巡りが庶民の娯楽だった時代に、参拝者がアミューズメントパークのように訪れていた様子が思い起こされました。
愛宕神社の裏手から退出すると、NHK放送博物館が隣接していました。
なぜこんな立地にあるのかというと、NHKの前身となる東京放送局(JOAK)が愛宕山に放送局を開設し、1925年~1938年の間、放送波を発信していたそうです。
当時は高層ビルもなかったので、23区内で一番高い場所だった愛宕山に放送局を構えたのでしょう。
放送博物館内は撮影出来るエリアが限られていましたが、歴代の放送機器が展示されており、NHKの成り立ちと社会情勢と変化が解説されていました。
昭和のお茶の間を再現したコーナーでは、子供時代を懐かしく思い出しました。
こども向け番組のコーナーでは「できるかな」のゴン太くんに出会いました。
ゴン太くんは帽子の帯に中の人の覗き穴があったので、思ったよりも小さな着ぐるみでした。