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中古カメラと写真、日々の独り語り

α55で70-300mm望遠ズームを試写

α55用に新品を購入したSIGMAのAマウント望遠ズーム『APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO』が手元に届きました。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

新品の交換レンズを買ったのは久しぶりで、最近はほとんど中古で済ませていたので、新鮮な気分を味わう事が出来ました。*.*・(n‘∀‘)η*・*

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

APO(アポクロマート)レンズ採用モデルで鏡胴先端に赤いリングがあり「普及モデルよりちょっとだけ上等」という矜持を主張して所有欲を満たしてくれます。

マウント基部にあしらわれた朱色のシナバーリングと、レンズ先端の赤いリングが対になり、良いアクセントとなりました。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

フードを付けて鏡胴をテレ端まで伸張すると、全長がかなり伸びました。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

望遠ズームの試写はロケーション選びに頭を悩ませましたが、台風一過の翌朝にいつもの公園に繰り出しました。

久しぶりに持ち出した三脚を公園の高台に据えて、35mm判換算で105-450mmとなるワイド端とテレ端で拡大率を確認しました。

軽量でエレベーターの無い簡易な三脚を使用したので、望遠のテレ端では微振動がしばらく収まらず、風景モードでシャッタースピードを1/500秒にして、タイマーでシャッターを切りました。

以下の作例は、赤い枠がテレ端で拡大した画角となります。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(ワイド端)

テレ端でクローズアップしたエルザタワー55まで約4kmの距離です。(手前の木にピントが合ってしまいました)

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(テレ端)

噴水池のモニュメントは大部分が白くて露出オーバーになったので、オートHDRで明暗の露出を最適化しました。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(ワイド端)

手持ちで柵の上にカメラを据えて三脚代わりにすると、手ブレせずに撮影する事が出来ました。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(テレ端)

池で対岸を狙い、釣り人をクローズアップしてみました。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(ワイド端)

この時も柵を三脚代わりにしましたが、晴天下なら手ブレせずに撮影する事が出来ました。

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SONY α55 + APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO(テレ端)

「手持ちでシャッタースピード2秒の撮影が出来る」と豪語する『OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II』のようにはいきませんが、晴天下なら工夫してカメラを固定すれば、手持ちでも充分実用になる事が確認出来ました。

三脚使用時に手ブレ補正を切り忘れたり、フォーカスエリアの手動選択が解らず遠方のビルにピントが合わせられなかったり、マニュアルフォーカスに思いが至らなかったりと、失敗もありました。

リモートスイッチが届いたら、超望遠域の撮影に改めて挑戦するつもりです。