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中古カメラと写真、日々の独り語り

複数マウントはコスパ悪い?

カメラ趣味の世界では、○○○党や○○○派と称して一つのメーカーに絞って機材を揃えるのが王道でしたが、反対に色んなメーカーに手を出してしまうユーザーもいます。(自分も例に漏れず)

α55はレンズキットだけで使用するつもりが、気がつくとシグマの望遠ズームやミノルタ製のフラッシュを組み合わせ、メーカーを混成させてシステムを組んでしまいました(^_^;)

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α55で組んだシステム

現在所有する一眼カメラのマウントをリストアップしたら、

の8種類になっていました((( ;゚Д゚)))

KマウントとヤシコンM42はフィルムだけなので、デジタルはF、EF、FT、MFT、Aの5種類となります。

同じ費用を投じるなら、メーカーとマウントをひとつに絞ってシステムを揃えた方が、機材が充実するのは自明の理です。

マウントの種類を増やすとレンズの焦点距離が被ったり、アクセサリーも別々に用意しなければならないので無駄が多くなります(´・ω・`)

プロカメラマンやハイアマチュアがマウントを乗り換えると、以前の機材一式を下取りに出してシステムを総入れ替えする事もあるようです。

そういった層が主流だからこそ、中古市場が活性化している一面もあるかも知れません。

中古が大好きな自分のような層に恩恵があるので、そういう動きは大歓迎です∩(・ω・)∩

しかし、複数のマウントを所有すると「メーカーによる個性の違い」「機種毎の特徴」を楽しむ事が出来ます。

メーカーによってそれぞれの得意分野があるので、撮影シーンに合わせて機材をチョイスする楽しみもあります。

空や海を撮影するならオリンパスブルーが美しいE-PM1の出番、動体のAF追従と高速連写はα55の得意分野、みたいに状況に応じて持ち出すカメラを選ぶ楽しみが生まれます。

Kマウントやマイクロフォーサーズなど、複数のメーカーで互換性のあるマウントもあるので、メーカーの異なる組み合わせも楽しめます。

レンズメーカーは同一のレンズを多種類のマウントでリリースしており、シグマの一部モデルはマウント交換サービスも受けられるので(有償ですが)メーカーに縛られる制約も薄れています。

タムロンにはマウント部分だけ交換できるアダプトールというシステムもありました。

機能に制約の出る場合もありますが、マウントアダプターでメーカーの違いを吸収する事も出来るので、一つのメーカーに縛られすに様々なメーカーの組み合わせを実現する環境も整いました。

日本のカメラメーカーは百花繚乱なので(昔に較べると減りましたが)それぞれの個性を楽しむのもカメラ趣味の醍醐味ではないでしょうか。

自分のデジカメ遍歴を撮像素子のサイズ別で分けると、コンデジの1/2.3型を最小に、RX100の1型、フォーサーズ/マイクロフォーサーズAPS-Cを所有してきましたが、フルサイズはシステム全体のコストが跳ね上がるので、しばらく縁が無さそうです(^_^;)