物欲を鎮める手慰みにα55のレンズキットを中古で買い、当初は数百円~数千円の捨て値で投げ売られているミノルタのAFレンズを付けて遊ぼうと考えていました。
α55のトランスルーセントミラーというニッチな機構と、スタンダードクラスとは思えない高機能にすっかりハマってしまい、芋づる式にレンズやアクセサリーを買い増してシステムを組んでしまった事は最近の投稿でお伝えした通りです。
とりあえず機材を揃えるのも一段落したので(ホントかな?)約10年前のデジタル一眼カメラでシステムを組むと、どれくらいのコストがかかるのか金額をリストアップしてみました。
カテゴリ | 型番 | 品目 | 価格(円) | 備考 |
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カメラ・レンズ | SONY α55 SLT-A55VL | ズームレンズキット | 17,800 | 中古 |
SONY DT 30mm F2.8 Macro SAM | 単焦点マクロ | 7,980 | 中古 | |
SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO | 望遠ズーム | 7,280 | 新品 | |
アクセサリー | NP-FW50 互換品 | バッテリー | 833 | 新品 |
RM-S1AM 互換品 | リモコンレリーズ | 590 | 新品 | |
SONY PCK-LM1AM | 液晶保護セミハードシート | 702 |
新品 |
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MINOLTA 3600HS(D) | フラッシュ | 2,900 | 中古 | |
MINOLTA MS-ふ | フラッシュスタンド | 535 | 中古 | |
MINOLTA AF 28-80mm F3.5-5.6D付属品 | レンズフード | 350 | 中古 | |
合計金額 | 38,970 |
カメラケースやレンズの保護フィルターは手持ちを流用して、総額を4万円以下に収めています。(今のところ)
バッテリーとリモコンレリーズはAmazonで中華製の互換品が安く売っていたので、品質に少し不安がありましたが価格優先で選んでみました。
α55の世代はSONYが現行の規格に移行する前の過渡期のモデルで、ミノルタの規格を継承しているためレンズやアクセサリーに互換性がありました。
現在ではミノルタ製品の中古が格安で放出されている事もあり、全体のコストを抑制する事が出来ました。
Aマウントの交換レンズはSONYの純正が現行モデルでラインナップされていますが、ミノルタとレンズメーカーの製品も豊富に流通しているので、格安の中古や新品の見切り品を見つけやすかったです。
フラッシュやレンズフードはミノルタ製が流用できたので、かなり安く調達出来ました。(SONYの純正はかなりお高い)
『ちょい古デジ一眼』は満足度が低い?
製造終了から10年前後を経た『ちょい古デジ一眼』になると、7年程度の部品保有期間が終了している製品が多く、故障した時に修理不能だったり、修理費用が中古価格を上回る事もあり、中古を買い直した方が安上がりな事もあるようです。(α55が壊れたらα77のボディを買おうかな…)
デジタル一眼は短いサイクルで新製品が発売されるため商品寿命が短く、型落ちが中古に放出されてどんどん価値が目減りしていきます。
中古の場合、使い込んだものもあればショット数の少ない良品まで程度は様々で、状態の良い個体を安価に手に入れられるかは目利きと運が絡んできます。
手に入れたα55は新品時に付いているシールがペンタ部に貼ってあったり、液晶の保護シートが剥がされていないように見えたので、未使用に近い個体と予想して通販で購入したのですが、届いてみたらかなり使い込まれた個体でした(^_^;)
デジタル一眼の場合、性能で言えば「最新モデルが最良」なのは自明の理ですが、スマホやコンデジからステップアップして初めてデジタル一眼に触れた層は、型落ちのエントリーモデルを格安で手に入れたとしても「写りの良さにびっくりした」と大いに満足し、価格以上の充実感を味わっている人もいるようです。(Amazonのレビューに微笑ましい投稿が良く見られました)
反対に、フラッグシップモデルと大三元レンズを手に入れても満たされず、最高性能を追い求めて新製品が出ると型落ちを下取りに出して、機材をリプレースするハイアマチュアのような層もいるわけで「金額と満足度が必ずしも正比例しない」実例は巷でも散見されます。
「趣味は自己満足の世界なので、どこで折り合いを付けるかはその人次第」であり、投資した金額の多寡よりも「満足度が高いもん勝ち」なんじゃないかなぁ…と思う次第でございます<(_ _)>