様々なきっかけが重なって、ヤフオクで落札したミノルタ SRT101とレンズ3本のセットが手元に届きました。
早速、動作確認と外観のチェックを行った模様をレポートします。
ミノルタ SRT101 ボディ
基本的な動作確認を行ったところ、撮影に支障のありそうな故障は見られませんでした。
外観のダメージ
右肩に大きなアタリ、左肩に小さなアタリ、底面の擦り傷が目立つ以外、大きな傷は見られませんでした。
ファインダー
梱包を解いて真っ先にファインダーを覗いたら、レンズキャップをはずしているのに視界は真っ暗なまま。
レンズを外してシャッターを切ってもミラーが動かないので、
「ジャンクを掴まされたか!((( ;゚Д゚)))」
と一瞬ビビりましたが、良く見るとミラーロックボタンが回転していたので、定位置に戻したらミラーが上下するようになりました(;^ω^)ゞ
ファインダーにはゴミの混入とクモリが見られましたが、写りに影響は無いので、ピント合わせと構図を決める事ができれば良しとします (・ω・)b
ミラーロックボタン
前述の通り、正常に作動。
出品者には発送前にボタンの位置を戻して欲しかった(^_^;)
露出計
露出計の電池はOLYMPUS 35RCで使っていたMR9(H-D)互換の空気電池(1.35V)を使用しました。
露出計の針はバッテリーチェック(BC)で適正位置に、ONで明るさに反応して針が振れていました。
シャッター速度と絞りに連動する指針がファインダー内に表示されるので、古いカメラにしては情報表示が多めです。
絞り込みボタン(プレビューボタン)
フィルムを巻き上げた状態で押し込むと、設定した絞り値に絞り込まれます。
指を離すと開放に戻る絞り込み測光ボタンとは異なり、もう一度押し込まないと絞りが開放に戻りません。
シャッタースピード
精度は不明ですが、ダイヤルで設定した通りシャッタースピードは変化していました。
スローシャッターも問題なし。
交換レンズ
仮にボディがジャンクでも、3本のレンズをマウントアダプターでミラーレス一眼に装着できれば良いか~(`・ω・´)
…と思ったのが落札した動機なので、レンズの状態は気になるところでした。
MC W.ROKKOR-SG 1:3.5 f=28mm
28mmにはスウェードの内張がされたフードが付属していました。
後玉の直下に、たんぽぽの綿毛種子のようなカビが!(;´д`)
他のカビも何箇所か見られて、3本のレンズの中では一番状態が悪かったです。
ファインダーを覗くと特にボケている様子も無いので、後玉では光軸の中心からはずれていれば、意外とカビの影響は無いのかも知れません。
MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=55mm
単焦点の標準レンズ。開放F値1.7を活かしてボケを強調したいところ。
ホコリの混入、点カビは見られましたが、写真に大きな影響は無さそう。
緑のロッコールと称されるコーティングが美しく、これだけで購入した甲斐があるってもんです(*´∀`*)
MC ROKKOR-PF 1:2.8 f=135mm
伸縮式のフードが内蔵された単焦点の中望遠レンズ。
この焦点距離のレンズを所有するのは初めてなので、画角を活かした撮影に用いたいところ。
付属品
レンズ3本にはそれぞれフィルターが付いて、前後のキャップが2つずつ付属していました。
セットには革製のカメラバッグ(PENTAX銘)と2本のレンズケース、速写ケース(底面のみ)MINOLTA製のストラップが含まれました。
総評
全機械式のMF一眼レフと単焦点レンズ3本、各種アクセサリーが付属して、4千円以下の総額で収まったのは、かなりコスパの良い買い物だったと思います。
外観を綺麗にしてモルトを貼り直したら、フィルムを詰めて撮影に持ち出したいと考えています。