はてなブログの先達として私淑するアレモコレモさんが4/27の投稿で、含蓄に富んだ発言をされていました。
まだまだ撮影に出ることはできなさそうだけれど、買うことはできるぞ!
特に中古品は一期一会だからな!後で買おうというのは成り立たない!
とりあえずでいいから、買え!
引用元:OLYMPUS PEN Wがやってきた - カメラが欲しい、レンズが欲しい、あれもこれも欲しい
説得力のあるお言葉に背中を押されて『Canon A-1』を買ってしまいました。
キヤノン初のプログラムAE搭載機
『Canon A-1』はキヤノンが初めてプログラムAEを搭載したMF一眼レフの記念碑的モデルです。
AE-1に始まるAシリーズ一眼レフカメラの最高級機種で、完全デジタル制御による高度な電子カメラであった。
自動露出制御の方式は、シャッタースビード優先式/絞り優先式の両優先式TTL・AEに加え、初の完全自動プログラム式AE、絞り込み実絞りAE、そして、スピードライトAEの5モードAEを搭載していた。
ファインダー内情報も、制御機能を明快に示す7セグメントの赤色LED表示方式を採用、設定値と制御値が同等に示される機能から、使い勝手は抜群であった。
引用元:A-1 - キヤノンカメラミュージアム
プログラムAE登場以前は「絞り優先AEとシャッター速度優先AEのどちらが優れているか」という論争があったようですが、ミノルタXDの登場を皮切りに両優先AEに対応したカメラが主流になると、そういった論争は下火になりました。
35mmカメラの黎明期には「ライカ派 VS コンタックス派」の闘争があり、高度成長期の「レンジファインダーと一眼レフのどちらが優れているか」といった論争や、α-7000が登場する以前の「AF不要論」など、昔のカメラマニアは論争が好きだったようです ┐(´д`)┌
スーパーシューター & カメラロボット
A-1の愛称でもある「スーパーシューター」のコピーが昭和40年代男のハートにビンビン響きます*.*・(n‘∀‘)η*・*
ファインダー内の直読式デジタル表示を採用したA-1に、キヤノンは「カメラロボット」の別称を与えていました。
キヤノンは後継のTシリーズで、T70には「インテリジェントシューター」T80は「アートロボ」という愛称を付けていたので、お気に入りのフレーズだったようです。
A-1のシャッター速度と絞り値は、ファインダー枠外に7セグメントの赤色LEDで表示されます。
A-1は完全電子制御のため、故障したら部品を入手できなければ修理不能ですが
「使っているうちに壊れるんじゃないか(((;゚Д゚)))」
というドキドキ感が良い刺激となっています。
幸い、カメラのナニワの中古販売で約7千円にて入手したボディは不具合無く完動しました(・ω・)b
Canon A-1のチャームポイント
先日、悩み抜いた末に『RICOH XR-10P』を入手した事をお伝えしたばかりですが、リコーMF一眼レフへの執着が解消された直後に、キヤノンAシリーズへの関心がにわかに高まりました。
Aシリーズでは「連射一眼」のコピーで大ヒットしたAE-1/AE-1プログラムが有名ですが、あえて少しマイナーなA-1をチョイスしました。
A-1はマイクロコンピューター内蔵の完全デジタル制御なのに、ダイヤルとレバー主体のアナログな操作系に強く惹かれたのが購入の決め手になりました。
時に気に入っているのが、絞り優先AEとシャッター速度優先AEを同軸のダイヤルで切り替える操作感です(*´Д`)
軍艦部右手側にある「ATダイヤル」は絞りとシャッター速度を同軸のダイヤルで設定します。
言葉と図では伝わりにくいので、ATダイヤルの指標をスライドさせて操作する解りやすい動画を作成しました。
キヤノンのMF一眼レフと言えば、長らくフラッグシップを務めたF-1/New F-1の人気が根強く続いていますが『Aシリーズ一眼レフカメラの最高級機種』と評されるA-1も、なかなかの優れものだと実感しています∩(・ω・)∩