千円デジ一眼 OLYMPUS E-410
前回の投稿で「縦グリ付きのAF一眼レフが1,500円!!」のMINOLTA α507siをレビューしましたが、今回はそれを上回る超コスパ機を紹介します。
ハードオフでα507siと同時購入したのは、ボディのみ・バッテリー無しのジャンク品扱いで、千円で投げ売られていたOLYMPUS E-410です。
「動作未チェック」にリベンジ
E-410の商品説明は「動作未チェック」のジャンク品扱いでした。
一瞬「動作未確認」の出品を甘い見通しで落札し、液漏れで不動のジャンクだったモータードライブMAの悪夢が脳裏を掠めました。
しかし「千円なら不動でも諦めが付くだろう」と思い直し、厄落としも兼ねて税込1,100円でα507siと一緒にお迎えする事にしました。(両方合わせて3千円でお釣りが来ました)
帰宅して手持ちのバッテリー(BLS-1)を挿入し、電源をONにすると…
ばっちり動きました!!∩(・ω・)∩
8GBのコンパクトフラッシュを挿入して撮影した画像を確認すると、異常はありませんでした(・ω・)b
「やったよ!ジンクスを打ち破ったよママン!!」
裏コマンドで確認したシャッター回数は約1万8千回で、まあまあのコンディションではないでしょうか。
現行のマイクロフォーサーズ機なら、初代のE-P1はボディのみで5千円くらいで売られていますが、忘れ去られた規格のフォーサーズ機は、付属品がないと昼飯代程度の価格で放出されてしまうようです(^_^;)
外付フラッシュも最初は認識されませんでしたが、ホットシューの端子をピカールで磨いたら接点が復活し、TTL調光で発光するようになりました。
千円で1千万画素のデジ一眼
OLYMPUS E-410は「マイクロ」の付かないフォーサーズ規格のオリンパス製デジタル一眼レフで、1千万画素の4/3型センサーを採用しています。
チルトやバリアングルの付かない固定された背面液晶ですが、ライブビュー機能も備わっています。
初期のライブビューのためコントラストAFを搭載しておらず、AFはミラーをパタパタとアップして測距する必要があり、動画撮影機能はありません。
極小センサーのフォーサーズならではと言える、当時のデジ一眼としては驚異的なコンパクトさを実現しましたが、より小さなミラーレス一眼を見慣れた現在では、さほど小型に感じないかも知れません(^_^;)
モードダイヤルとシャッターボタンは一眼レフの標準的な大きさなので、相対的にボディの小ささを実感して頂けると思います。
35mmフルサイズのミラーと較べると、4/3型のミラーは極小に感じます。(フルサイズのデジ一眼を持っていないので、フィルムカメラとの比較です)
ともあれ、パンケーキレンズのZUIKO DIGITAL 25mm F2.8との組み合わせは絶妙で、35mm判換算で50mmの標準レンズ相当となります。
軽快に持ち歩けるコンパクトさでスナップ撮影に最適です。
緊急事態宣言下のGWをE-410で試し撮り
外出自粛が叫ばれる中、ソーシャルディスタンスを保つ事を心がけつつ、戸田公園でE-410の試し撮りを行いました。
公営競技のボートレースは当然のように開催が中止されていましたが、再開に向けた練習が行われていました。
漕艇のボートコースと戸田ボートを隔てるように架けられた人道橋には、見物する人影が散見されました。
戸田市役所に隣接した後谷公園は家族連れがまばらに訪れており、距離を保ちながら緊急事態宣言下のGWを記録しました。
早くコロナ禍が下火になって、外出自粛が緩和される事を願うばかりです。
E-410の作例
GW明けに会社へ出勤する途中で、OLYMPUS E-410とZUIKO DIGITAL 25mm F2.8の組み合わせで花壇の花を撮影しました。
絞り優先で開放F2.8の接写はそれなりにボケてくれました。
色調は肉眼の印象よりもこってりとした仕上がりですが、千円で買ったデジ一眼にしては悪くない画質だと思います。