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中古カメラと写真、日々の独り語り

R-D1の再来?『PIXII』

今日公開された『カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch』で知らない単語が出てきました。

dc.watch.impress.co.jp

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『カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

『PIXII』って何?と思って調べてみたら…

何やら近年に発売された、ライカMマウント+レンジファインダーAPS-Cセンサーを備えたフランスのデジカメらしいです。

フランス発のレンジファインダーデジ一眼

www.dream-seed.com

『PIXII』は背面液晶の無い『LEICA M10-D』や、デフォルトでは液晶を閉じている富士フイルムの『X-Pro3』より「もっと割り切った」カメラだそうで…

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『PIXII』

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『PIXII』

背面液晶は無く、スマホをビューワーにする事が前提で、撮影した写真は内蔵メモリからUSBメモリに転送します。

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『PIXII』

バッテリは交換式でなく内蔵のみで、USBケーブルで充電します。

経年でバッテリーが劣化して、稼働時間が短くなったり、内蔵バッテリが膨らんできたらどうするんだろう…?

メーカーサイトでは日本からの注文が可能で、価格は本体2,900ユーロに送料25ユーロの合計2,925ユーロ(日本円で約37万円)でした。

www.PIXII.fr

VAT(付加価値税)がかからない分、日本から注文した方がユーロ圏より安く買えるようです。 

おや、こんなカメラに見覚えが…

このカメラ、何か既視感があるんだよな~

…と思い返せば、日本には2004年に発売されたエプソンR-D1がありました。

世界初のデジタルレンジファインダーカメラです。

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EPSON R-D1

これって、コシナBESSA R2Aがベースになっていて、APS-CサイズのCCDセンサー(約600万画素)に2インチの背面液晶、最大2GBまでのSDカードが使用可…と、時代を感じさせるスペックです。

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EPSON R-D1

巻き上げレバーでシャッターチャージする機構や、アナログメーターの指針とか、趣味性の高さで行ったら断然こちらの方が上でしょう。

sunrise-camera.net

MFのライカMレンズを使うのが前提なので、AFはありません

news.mapcamera.com

イカMマウントに関心が無いので自分は食指が動きませんが(金額的にも無理)いつの時代でも、レンジファインダーの需要は尽きないんだな~と再認識させられました。