先日注文したA⇒Eマウントアダプター『KF-AAE』が届いたので、Aマウントの望遠ズームと単焦点マクロを携えて、α7Ⅱで試し撮りを行いました。
望遠ズーム
KF-AAEを介して、α7ⅡにAマウントの望遠ズーム『SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO』を装着しました。(フルサイズ対応ズームレンズ)
ピント合わせはMF、絞りは手動で、以下の作例は全て手持ちで撮影しています。
まずはワイド端の70mmから。
テレ端の300mmで地平線の高層マンションをクローズアップしています。
APS-Cサイズ撮影で35mm判換算の450mm相当にすると、もう一回り拡大出来ました。
公園の池をワイド端の70mmで撮影。
テレ端の300mmで釣り人をクローズアップします。
APS-Cサイズ撮影の450mm相当だと、釣り人の表情まで窺えました。
一般的には、
「フルサイズのAPS-Cサイズ撮影なんて、トリミングと変わらないんじゃねぇの?」
と言われてしまいそうですが、
「α7シリーズには全画素超解像ズームがあるのですよ、ふっふっふ」
と(良く解ってないけど)どや顔で浸りたいところです (・ω・)b
望遠ズームの解像感
噴水池のモニュメントをワイド端の70mmで。
テレ端の300mmだとタイルの模様がはっきりと判別出来ました。
単焦点マクロ
単焦点マクロ『SONY DT 30mm F2.8 Macro SAM』をα7Ⅱに装着して、APS-Cサイズ撮影した作例です。(APS-C専用レンズ)
開放だと被写界深度が浅いので、ピント合わせはMFで微調整した方がやり易く感じました。
マクロ撮影のピクセル等倍
単焦点マクロで撮影した画角とピクセル等倍の解像感の作例です。
ピクセル等倍の解像感です。
単焦点マクロで撮影した画角です。
ピクセル等倍の解像感です。
アダプターによるMF撮影の総評
AFズームレンズをMFで、絞りも手動で撮影するのはいかがなものか…
という先入観がありましたが、実際に撮影してみると、意外に実用になるという印象でした。
撮影の手順は、
絞り開放で画角決め⇒ピント拡大⇒MFでピント合わせ
絞りリングで被写界深度とシャッター速度のバランスを確認⇒撮影!
とAF+プログラムオートに較べれば格段に手間はかかりますが、面倒臭さがかえって
「写真撮影してる!(・∀・)」
という充足感に繋がりました。
望遠ズームはテレ端でAFが迷うことは良くありますし、マクロ撮影は開放で頭が僅かに前後するだけでピントが外れるので、MFで指先の微調整を加えた方が、AFに任せるより確実な気がしました。
MFでも、広角の単焦点で絞り込めば、パンフォーカスでスナップをバシバシ撮る事が可能です (・ω・)b
望遠ズームのテレ端を使い、レースや航空祭の高速で移動する被写体をMFで追うのは不可能に思えますが(昔のプロはそれをやっていたんですよね~)鉄道写真で置きピンを使うなら、動体の望遠撮影も十分可能に思えました。