TOPCON RE300 レビュー
先日、三千円弱で落札したブラックのTOPCON RE300が届きました。
届く前は、
「レンズ・ファインダーが綺麗で露出計も生きている完動品」
なんじゃないかと楽観していましたが、実物には難点がいくつかありました。
今回は、TOPCON RE300のレビューをお届けします。
- RE TOPCOR N 55mm F1.7
- 光学系と動作検証
- トップカバーの浮きが発覚((( ;゚Д゚)))
- RE200にRE TOPCOR N 55mm F1.7を装着
- TOPCON RE300の総評
RE TOPCOR N 55mm F1.7
RE300に付属した標準レンズのRE TOPCOR N 55mm F1.7は、曇りやカビ、バルサム切れ等のない美品でした。
同じエキザクタマウントのEXAシリーズに装着を試みたところ、レンズのピンがマウントに干渉して、取り付けることは出来ませんでした(´・ω・`)
α7Ⅱには、EXA⇒Eマウントアダプターを介して装着が可能でした。
光学系と動作検証
ファインダー内にゴミの混入が見られましたが、スプリットプリズムのピント合わせと構図の決定に影響はありませんでした。
ミラーずれなどの症状も無く、シャッター速度も(精度は不明ですが)変化しています。
ファインダー内に三点のLEDで表示される露出計も(精度は不明ですが)動作しています。
トップカバーの浮きが発覚((( ;゚Д゚)))
外装を清掃している時に、巻き戻しクランクがグラグラなのが判明し、トップカバーの左側が浮いているのを発見しました。
露出計は生きているので、分解修理の必要性は感じませんでしたが、ファインダーにゴミの混入が見られたので、前の持ち主が清掃しようとして分解を試みたのかも知れません。
余計なことをしやがってッ…!ヽ(`Д´)ノ=3
トップカバーに隙間があっても、フィルム室の遮光に影響は無いと思いますが、外装に難があるとやっぱりテンションは下がります(´・ω・`)
RE200にRE TOPCOR N 55mm F1.7を装着
『オールドレンズフェス2020』にて千円で購入したTOPCON RE200のボディに、RE TOPCOR N 55mm F1.7を装着してみました。
RE200は露出計が不動ですが外装に問題なく、
RE300は露出計が生きているけど外装に難有りで、
うまくニコイチに出来れば完璧になりそうですが、手間を考えると実行する可能性は低そうです。
TOPCON RE300の総評
以前の投稿では、
「RE TOPCOR N 55mm F1.7が使えれば御の字」
などとうそぶいていましたが、難点がいくつかあって、少々残念な結果となっていましました(;´д`)
モルトを貼り替えたので、フィルムを詰めて持ち出す事は可能ですが、モチベーションが高まらない限り、RE300の出番は無いかも知れません。
全体的に質感が低く『TOPCON RE SUPER』のミラーメーターのような特徴も無いので、所有する喜びは余り感じられませんでした。
とはいえ、当方は『安物カメラ蒐集家』を自称しているので、全体的にチープな佇まいを、むしろ好ましく思っています。
トプコンファンの間でもあまり顧みられることの無い機種ですが、トプコン製一眼レフの掉尾を飾った機種なので、大事に維持するつもりです。