『LOMO 135M』に引き続き、eBayで注文した『AGAT-18』がロシアから到着しました。
今回はAGAT-18の外観と内部構造のレビューをお届けします。
ボディサイズ
オートハーフと並べると、一回り小さい印象です。
金属製のオートハーフより、プラスチック製のAGAT-18は圧倒的に軽量です。
アクセサリー
ストラップは付属していなかったので、以前購入した三脚穴に取り付けるストラップを流用しました。
改良型のAGAT-18Kは、レンズキャップがストラップと紐で結ばれているのですが、個人的にはAGAT-18の透明なキャップが好みです。
レンズキャップはすぐ紛失しそうなので、家に置いておくつもりです。
光漏れ対策
AGAT-18のファインダーから入った光が、隙間から内部に漏れるので、光漏れ対策を行いました。
ファインダーの底蓋を止めるネジを2本外し、隙間にモルトを貼って遮光しました。
モナカのように中央で二分割されるボディも、フィルムを詰めた後は、念のため接合部にパーマセルテープを貼って遮光するつもりです。
内面反射の防止
シャッター直後のフィルム室はツルツルした光沢仕上げで内面反射が酷いため、百均で買ったシールタイプの黒いフェルトを貼り付けました。
レンズ
いかにもトイカメラといった風情ですが、レンズのINDUSTAR-104 28mm/F2.8はオーバースペックなくらい良いレンズのようです。
ピントリングは軽くてくるくる回ってしまうので、撮影直前に設定を確認するのは必須でしょう。
露出制御
安っぽい外観とは裏腹に、ISOと絞りに連動してシャッター速度が変化するなど、露出の制御は凝ったギミックを採用しています。
太陽と雲のアイコンを適切に選択すれば、意外なほど適正露出を得られるようです。
総評
光漏れとか、内面反射とか、問題が解っているハズなのに改善せず、放置したまま延々と製造し続けているのが、実にロシアらしいクオリティでした。
一方で、良いレンズと正確な露出制御など、部分的に突出した性能がアンバランスで「シオマネキのようなカメラ」という印象を受けました。
フィルムを撮り切っていないカメラが4台稼働中なので、AGAT-18の出番はしばらく先になりそうです。
いつもカバンに放り込んでおくカジュアルなカメラとして、普段から持ち歩こうと思っています。