普段使いの野鳥撮影の為に注文した、初代OM-D E-M10のボディが届きました。
今回は、外観と動作確認、各種レンズの検証をお届けします。
外観のチェック
ボディに微細な傷は見られますが、大きな破損もなく、状態は良好です。
電源スイッチが一般的な軍艦部ではなく、何故か背面の右下にあり(写真矢印の位置)レバーが固いのでとても使いにくいです(;´д`)
背面液晶に傷は無く、中古に見られがちなベゼルの破損もありませんでした。
動作確認とサイズ比較
シャッター回数は2301回と非常に少なく、故障しがちな手ぶれ補正も正常に動作していました。
OM-Dシリーズでは最小の部類に入るボディのコンパクトさは際立っており、フルサイズのα7Ⅱと較べるとその差は歴然です。
センサーサイズも、マイクロフォーサーズはフルサイズの1/4と極小です。
デジタル一眼レフではコンパクトな部類のE-620も、E-M10より一回り以上大きく感じます。
センサーサイズは同一でも、マイクロフォーサーズはフォーサーズよりも小型化に有利なことが実感出来ました。
手持ちレンズとの相性
手持ちのマイクロフォーサーズレンズは全て動作し、AFアダプターを介して装着したフォーサーズレンズも、AFが問題なく動作しました。
OLYMPUS ボディキャップレンズ 15mm F8
E-M10にボディキャップレンズを組み合わせると、コンパクトさが際立ちます。
LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 O.I.S
他社製ですが、LUMIX用の沈胴ズームも問題なく使用出来ました。
XIAOYI 12-40mm F3.5-5.6
中華ミラーレスのYI M1に付属した標準ズームも問題なく使用出来ました。
長い鏡胴が、銀塩のOMシリーズを彷彿とさせるE-M10に良く似合います。
ZUIKO DIGITAL 70-300mm F4-5.6
ViltroxのAFアダプターで装着したフォーサーズレンズのZUIKO DIGITAL 70-300mmも、AFが使用出来ました。
一度無限遠を出してから合焦する動作は相変わらずで、AF性能は低いものの、かろうじて実用の範疇と思われます。
E-M10との組み合わせでも、レンズが大きく感じるバランスですが、α7Ⅱ+TAMRON 200-400mmに較べれば遙かにコンパクトです。
35mm判換算でテレ端600mmがこのサイズなら、通勤のバッグに忍ばせても苦にならないと思います。
オリンパスは手ぶれ補正がアキレス腱
E-M10の手ぶれ補正は3軸で効果が3.5段、後継機のMarkⅡは5軸で4段と性能が向上しています。
過去に入手した中古のE-620とE-P1が、いずれも手ぶれ補正が故障したため、オリンパスのデジ一眼は手ぶれ補正がアキレス腱という印象が強いです。
0.5段の差なら、機構が複雑になった5軸よりも、いくらかシンプルであろう3軸の方が、耐久性は高いのでは…という読みがありました。
E-M10 MarkⅡを選ぶと、より手ぶれ補正の効果が高いⅢ、Ⅳが気になり始めるので、あえて初代を選択しました。
総評
金に糸目を付けなければ、鳥認識AFを備えて最近値下がりしたE-M1Xと、35mm判換算でテレ端800mmを実現したM.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mmが欲しいところですが、懐事情がそれを許しません(´;ω;`)
手持ちの機材を活用して、かつ最低限の出費に抑えるために、E-M10のボディを調達しました。
より本格的な野鳥撮影にハマっていくようなら機材の更新も検討しますが、当面は廉価なE-M10+70-300mmで様子見するつもりです。