2/27(土)に、前日届いたばかりのNikon COOLPIX P900で野鳥を撮り歩きました。
早朝に東京都江東区の猿江恩賜公園で試し撮りを済ませた後、午前中は大田区の多摩川台公園で探鳥しました。
静寂を切り裂く奇声
早朝の猿江恩賜公園では目新しい野鳥は見当たらず、多摩川台公園でもしばらくは野鳥に出会うことができませんでした。
「今日の鳥果は乏しいかも…(´・ω・`)」
と半ば諦めムードの漂う中、多摩川を遠望しながら公園の外周を歩いていると「クエェェーッ!」と耳慣れない鳴き声が聞こえてきました。
「あの黄緑色の鳥何かしら…?」
遠方の木立に目を凝らすと、小鳥と言うには大きすぎる黄緑色の紡錘形が目に入りました。
「あの黄緑色の鳥何かしら…?*・(n‘∀‘)η*・」
初見では枝被りでハッキリと視認出来ませんでしたが、そこにいたのは紛うこと無く『秋山さんのとりライフ』第8話に登場したワカケホンセイインコ(以下、ワカケ)でした。
しばらく木の枝に止まっていたので、大急ぎで枝被りしないポジションまで移動しました。
ヤングチャンピオン 2021年4号に掲載された『秋山さんのとりライフ』第8話は、前半のページをワカケに費やしています。
頭上に見上げたワカケは、作中の描写そのものでした。
トロピカルなカラーリングと青い瞳
およそ日本の風景には似つかわしくない、トロピカルな黄緑色の羽色と、真っ赤な嘴が目に鮮やかです。
目をクローズアップすると、青灰色の瞳が異国の鳥であることを強調しています。
ワカケ「ハーイ、ニホンノミナサン、コニチワ~!ワカケホンセイインコデース!!」
瞑想するワカケ
ワカケはインド南部スリランカが原産だそうで、かご脱けした飼い鳥が日本で野生化したそうです。
暖かい日差しを浴びて、枝の上で微睡んでいたようですが、もしかすると仏教の本場で生まれた鳥らしく、瞑想に耽っていたのかも知れません。
ワカケ「南無南無南無…」
南国を想起させる鳥ですが、インドの高地に生息するので寒さに強く、日本の冬を容易に越すようです。
「いぢめる?」
正面からワカケを狙っていると、くりっと小首を傾げました。
ワカケ「いぢめる?」
そのあどけないポーズは『ぼのぼの』のシマリスくんを彷彿とさせました。
ワカケは別にかわいこぶっていた訳ではなくて、上空の猛禽類を警戒していたようです。
ライフリストに61種目を追加
ライフリストの61種目にワカケホンセイインコを追加しました。
スズメ | ドバト | キジバト | ハシブトガラス | ハシボソガラス |
カルガモ | マガモ | コガモ | ヒドリガモ | アメリカヒドリ |
オナガガモ | ハシビロガモ | トモエガモ | キンクロハジロ | ホシハジロ |
カイツブリ | バン | オオバン | コブハクチョウ | アオサギ |
コサギ | チュウサギ | ダイサギ | カワウ | ハクセキレイ |
セグロセキレイ | シジュウカラ | メジロ | オナガ | カワラヒワ |
ヒヨドリ | ムクドリ | ツグミ | モズ | カシラダカ |
ユリカモメ | セグロカモメ | ミユビシギ | ハマシギ | カワセミ |
イソヒヨドリ(幼鳥) | カンムリカイツブリ | アオジ | オオタカ | エナガ |
キセキレイ | ノスリ | ヤマガラ | シロハラ | スズガモ |
コゲラ | ウグイス | ビンズイ | ベニマシコ(雄・雌) | ホオジロ |
ジョウビタキ(雄・雌) | アカハラ | ルリビタキ(雄・雌) | ヨシガモ | オカヨシガモ |
ワカケホンセイインコ |
外来種なのでライフリストに加えて良いモノか躊躇しましたが、ワカケは日本の鳥として認定されそうな勢いで繁殖しています。
自分がライフリストの前提条件とする「自然下で観察した野鳥」には合致するので、カウントさせて頂きます<(_ _)>