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中古カメラと写真、日々の独り語り

原点回帰の『COSINA CT-1EX』

コロナウイルスの変異株による感染拡大を受けて、8~9月は交通機関を利用した移動を自粛し、家に引き籠もっていました。

真夏の鳥枯れで野鳥撮影も休止していたので、ブログの原点回帰を計り、ブログ名をマイナーチェンジして、ブログ主のハンドルネームを以前のものに戻しました。

今回の投稿は、ハンドルネームにちなんで、ヤフオクで入手したCOSINA CT-1EXのボディを紹介します。

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COSINA CT-1EX

レンズは手持ちのRIKENON P 50mm F1.7(Kマウント)を装着しています。

落札価格は800円でしたが、思ったよりも状態の良い個体でした。

グリップのべとつき

グリップと裏蓋が経年変化で加水分解し、油分のぬめりでべとついていたので、コンパウンドでゴムコーティングを落としました。

ゴムコーティングを落とした後は、プラ外装の表面がマット調に仕上がりました。

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COSINA CT-1EX

強く擦りすぎて、右手グリップのマウント寄り上部にヒビを入れてしまいましたが、樹脂は剥離しなかったので、とりあえず良しとしましょう(´・ω・`)

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COSINA CT-1EX

電池室と露出計

底面の電池蓋を開けるとLR44が二個入っていましたが、電池室に液漏れはありませんでした。

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COSINA CT-1EX

試しにシャッターボタンを半押しすると、露出計が生きていて、+○-のLED表示がファインダー内で点灯しました。

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COSINA CT-1EX

露出の精度も、晴天の屋外で試して問題ないレベルでした。

ミラーのズレと欠け

ボディのみでシャッターを切った時は問題ありませんでしたが、手持ちのKマウントレンズを装着してシャッターを切ると、ミラーがアップしたまま止まってしまいましたΣ(`Д´)

コシナのCT系列でありがちな故障の『ミラーずれ』を発症していたようです。

ミラーを見ると、3mmほど手前にせり出していました。ミラーの端がレンズ後端に当たった名残か、ミラーの右下に鏡面の欠けた部分がありました。

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COSINA CT-1EX

ファインダーを覗いても、視野に欠落が無いのが不思議なところです。

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COSINA CT-1EX

ミラーと台座の隙間にカッターの刃を差し込んでミラーを剥がし、両面テープでミラーを貼り直したら、正常にシャッターが切れるようになりました。

精度は不明ですが、シャッター速度は高速から低速まで変化しており、露出計は完動、ミラーずれも解消したので、近いうちにフィルムを詰めて、撮影に持ち出すつもりです。