駒沢給水所の配水塔は大正時代に造られた施設で、現在は老朽化に伴い機能を休止しています。
レトロな外観は歴史遺構を思わせますが、非常用の応急給水槽として現在でも設備は維持されているそうです。
昔、テレビ東京の「空から日本を見てみよう」で駒沢給水所が取り上げられた事があり、配水塔のレトロな外観に興味を惹かれて、いつか実物を目にしたいと思っていました。
昨年カメラ熱が再燃して世田谷線の沿線を撮影行した時に、ようやく実現する事になりました。
今回は、AF一眼レフのCanon New EOS Kissで撮影した写真を掲載しています。
実際に現地に足を運んでみると、給水所を取り巻く高い壁が視界を遮り、周囲は住宅やマンションが密集していて、撮影スポットはごく限られていました。
「空から~」は空撮番組なので、世田谷の住宅街に突如として広大な緑地が広がり、ホールケーキのような建物が2つ並んでいる…という演出でした。
給水塔の上部は王冠を模した装飾が施され、三角の頂点にある丸い装飾球が時期によって赤く点灯する事もあるようです。
給水塔は2つ並んでいて、トラス橋で繋がっていますが、両方を1つのフレームに収める事は出来ませんでした。
明治時代に浅草で建てられた凌雲閣は関東大震災で崩壊し失われてしまいましたが、大正時代の姿を留める駒沢給水塔を現在でも見られるのは有り難い限りです(´-ω-)人