4/24(土)に探鳥した北本自然観察公園で、大音量で騒々しくさえずっているガビチョウと出会いました。
昭和記念公園でガビチョウと初めて遭遇して以来、2回目の撮影となりました。
藪の中のガビチョウ
最初のうちは、ガビチョウはお尻をこちらに向けてさえずっていました。
ガビチョウは木の中に隠れて、開けたところには出てきませんでした。
ガビチョウのどアップ
引いた構図だと手前の枝にピントが合ってしまうので、かなりズームアップして、何とかガビチョウにピントを合わせる事が出来ました。
ガビチョウの動画
ガビチョウはほとんど移動せず同じ木でさえずっていたので、動画を撮影する余裕がありました。
何かを喋っているような、演説しているかの如き複雑な節回しの鳴き声をご覧下さい。
ウグイスのさえずりと比べると風情が無くて、日本では人気が出なかったのも解る気がします。
日本の侵略的外来種ワースト100
ガビチョウは漢字で画眉鳥と書き、中国では『画眉(ホアメイ)』と呼ばれています。
故郷では多彩な鳴き声と気の強さが好まれていましたが、日本ではペットとして人気が出ず、輸入業者が放鳥して増えてしまったようです。(かご抜けだけでここまで勢力を伸ばすのは難しいでしょう)
ヒヨドリくらいの大きさで、茶色い羽衣はお世辞にも綺麗とは言えず、目を縁取る模様と太々しい面構えも、可愛いとは言い難いものがあります(;´д`)
藪を好むガビチョウは生息域がウグイスと重なっていて、在来種を減少させる可能性があり、日本の侵略的外来種ワースト100に加えられたようです。
外来種である事や、見栄えのしないルックス、騒々しいさえずりなど、嫌われる要素が多いガビチョウ。
悪いのは鳥ではなく、中国から日本に持ち込んで野に放った人間である事を、忘れないようにしたいものです。