先週、仕事の関係で取材した展示会で、段ボールで出来たジープを発見しました。
当然、走行は出来ないディスプレイ用のハリボテなのですが、なかなかの再現度で、思わず写真を撮ってしまいました。
大洗の「あんこう祭り」でウィリスMBの実車を見た事があるので(例のアレ絡みです)車格も本物に近い事が解りました。
別のブースでは、オート三輪のダイハツ・ミゼットを模した段ボール車を見つけました。
実車のボンネットは曲面で構成されているので、少し苦しい造形ですが雰囲気は出ていると思います。
こちらのブースは展示全体が段ボールで出来ているという凝りようで、昭和レトロを想起させるデザインに懐かしさを覚えました。
段ボールで出来た車といえば、ベルリンの壁崩壊をリアルタイムで知っている世代からするとトラバントを思い出さずにはにいられません。
ベルリンの壁は平成元年(1989年)に崩壊したので、平成生まれはドイツが東西に分かれていた事に実感は伴わないのでしょうねぇ…(-ω-`)
壁の崩壊で国境を越えて西側に流入したトラバントは、戦後から数十年間モデルチェンジしておらず「ボディがボール紙で出来ている」と揶揄されていました。
実際には繊維を使った繊維強化プラスチック (FRP) で出来ていたようですが、古色蒼然としたデザインのトラバントは、社会主義体制の閉鎖性を象徴するモニュメントとして、深く心に刻まれたのでした。
段ボールのボディをカートに架装すれば実際に走行する事は出来そうですが、安全性の問題で公道は走れないでしょうねぇ…≡≡≡(っ・ω・)っ