格安の互換レンズで一部のユーザーから支持されている中国のYONGNUOが「たいへんなへんたい」カメラを出荷し始めたようです。
詳しく紹介したサイトが沢山あるので詳細はリンク先を参照して頂きたいのですが、
Androidスマホ+マイクロフォーサーズ+EFマウント
という、キメラのようなカメラ(スマホ?)で、実用性には不安な部分もあるようですが、しっかりと動作はするようです。
という相反する条件を、出来合の部品を寄せ集めて無理矢理解決するという、中華ならではの力強さに溢れています。
今年のCP+でも参考出品されていたようですが、キワモノなガジェットが大好きな自分としては、寡聞にして今日まで知らなかった事を恥じ入るばかりです<(_ _)>
日本国内のSIMは使えるのか、Google Playは入っているのか、AFやカメラ部分の性能など、不安要素は沢山ありますが、既に国内にも入り始めているようです。
ド変態カメラのYONGNUO 永诺 YN450も着弾!! pic.twitter.com/W1AbezSEMs
— せう (@seuhehi) September 5, 2019
流通経路や実勢価格が気になるところですが、自分の調べた限りでは、AliExpressでは取扱いがありませんでした。
「変態」といえば、自作PCのパーツで定番メーカーのASRockが「変態マザー」と呼ばれる個性的なマザーボードを過去に沢山リリースしていました。
CPUソケットが複数付いていたり、異なる規格のメモリスロットを装備していたり、旧規格を使えるようチップセットを独自に組み込んだりと、やりたい放題の狂いっぷりでした。
パンクでアヴァンギャルドなASRockの企業精神に、当時の自作PCユーザーは拍手喝采を送っていました。(と言いつつ、自分は変態マザーに手を出した事はありませんが)
日本では戦後のカメラ産業黎明期に、出来合の部品を寄せ集めて二眼レフを製造し、メーカーを名乗っていた「四畳半メーカー」が乱立した時期があったようですが、YONGNUO YN450はそれを彷彿とさせるものがあります。
YONGNUOはAFの互換レンズを造る技術力があるので、四畳半メーカーとは比較にならない事業規模だと思いますが、こういったニッチな製品作りを今後も進めて欲しいモノです。