PETRI Color 35を手に入れて以来、にわかに自分の中でペトリブームが到来しました。
続けざまにペトリのEE搭載一眼レフ、PETRI FTEをヤフオクで落札しましたが、ミラーが不調の個体でした(´・ω・`)
PETRI FTEには純正ケースが付属して、上部カバーをはずせば速写ケースとして使用出来ます。
付属した55mm F1.7は前玉のコーティングが剥がれていたので、芋づる式に28mm F3.5をeBayで調達しました。
そんなこんなでペトリのカメラが増えていたのですが、直後に到来した「ローライブーム」でペトリ熱は吹っ飛んでしまいました(^_^;)
とはいえ、PETRI FTEを置物にするのも可哀想なので、合間を見つけては素人修理に勤しんでいました。
シャッターを切るとミラーがアップしたまま降りなくなる不具合は、底面の特徴的なシャフトのカム機構に潤滑油を注油したら、かなり改善されました。
低速でたまに症状が再発しますが、巻き上げレバーを予備角まで開けば、引っかかったミラーが降りるようになりました (・ω・)b
ファインダーの視界は剥がれたモルトで汚かったので、軍艦部のカバーを外し、ペンタプリズムを降ろすところまではこぎ着けました。
しかし、ファインダーの内部を清掃するには至らず、それ以上分解すると元に戻せなくなりそうだったので、諦めて組立直しました。
一応、レンズのEEポジションでEEは機能しているようなので、いずれフィルムを詰めて、露出が適正か試写するつもりです。
変態ブランド・ペトリ
古本で手に入れた『カメラGET!VOL.34』には「謎だらけの絶版ブランド」という見出しでペトリ特集が掲載されていました。
序文には、
「とにかくよく壊れた。当時としては先端を走りすぎていたユニークなデザインに、理解に苦しむ複雑なメカニズム、そしてカメラ史上に残る倒産劇。知れば知るほどわからなくなる謎に包まれたブランド」
と記されていました(^_^;)
ペトリというメーカーは、自分好みの「紛うことなき変態ブランド」だったようです(´◉◞౪◟◉)