『Canon New FD 28mm F2.8』の試写
ジャンクで手に入れたCanon T50に単焦点レンズを付けたくて、中古のNew FD 28mm F2.8をヤフオクで2,300円にて入手しました。
出品情報では「レンズ内に微細なチリの混入と中玉に薄いクモリが見られます」との事でしたが、手元に届いて開放絞りで確認したら、中玉にタンポポの綿毛のような大きなカビが混入していました((( ;゚Д゚)))
FDマウントのレンズは後端のレバー類をいじっても絞りを開放に出来ないので、出品者も開放では確認していなかったのかも知れません(´・ω・`)
FDマウントのレンズを絞り開放にする裏技はあるのですが、自分の場合はマウントアダプターに装着する事で、簡単に絞りを操作する事が出来ました。
さすがに写りに影響しそうな大きさのカビだったので、意を決してレンズを分解し、前群を取り外したらカビを除去する事が出来ました (・ω・)b
カビを除去したNew FD 28mm F2.8をFD-M4/3のマウントアダプターでOLYMPUS PEN E-PM1に装着し、近所の公園で試写を行いました。
当日はあいにくの曇り空でしたが、主に遠景を絞り込んで無限遠で撮影しました。
開放絞りのF2.8だと、被写界深度の深い広角レンズでも結構ボケてくれました。
マイクロフォーサーズだとレンズの中心部しか使用しないので、周辺部の描写は不明ですが、レンズの曇りやカビ、ホコリの影響は見られませんでした。
逆光でも描写に破綻は見られないので、T50に付けて35mmフィルムのフルサイズで撮影しても、大きな問題は無さそうです。