2月になり生活環境が変わったせいか多忙を極め、ブログの更新も滞っていましたが、相も変わらず休日にはジャンクを漁り、中古のフィルムカメラが増え続けています。
新たにコレクションに加わった安物カメラの数々を、入手に至った経緯も交えてご紹介します<(_ _)>
PENTAX SV
以前からM42マウントのペンタックス製一眼レフを探していて、PENTAX SPを中心に物色していたのですが、露出計不良の個体が多く、人気を反映してか中古価格もお高めでした(´・ω・`)
久しぶりに竹ノ塚駅東口の『カメラのタカギ』を訪問したところ、50mm F1.8の標準レンズが付いたSVがジャンク箱に埋もれていました∩(・ω・)∩
露出計が無いSVなら動作不良に悩まされる事も無いので、完動する事を確認して、税込330円でお持ち帰りしました。
PENTAX SVは1962年に発売された、セルフタイマーと自動復元式フィルムカウンターを内蔵した全機械式の一眼レフです。
エプロン横にあるX接点のシンクロターミナルが欠損していたので、部品取りに所有していたジャンクのSVボディから、前面パネルをごっそり移植しました。
外光式オートのフラッシュで試したところ、シャッターを切ると発光したので、シンクロターミナルは復活したようです。
フィルムを詰めて撮影に持ち出したところ、セルフタイマーで低速シャッターを切ったらミラーがアップしたままになってしまいました(T_T)
自宅に帰ってから撮影途中のフィルムを抜き出し、空シャッターを切ったらミラーが降りて、正常動作するようになりました(;^ω^)ゞ
次にミラーがアップしたまま降りなくなるトラブルに備えて、アクセサリーシューに取り付ける外付ファインダーを用意しました。
APSフィルムの工事カメラ『安全第一』に付属する外付ファインダーの全視野と、SMCタクマー28mmの画角がほぼ同一だったので、その場しのぎにはなると思います。
スマホの露出計アプリを併用してSVで撮影したら思いのほか楽しかったので、改めてフィルムを装填して再挑戦するつもりです。
露出計アプリを併用する撮影は、ヤシカフレックスC型で120フィルムを6×9で撮影して以来でした。
全機械式一眼レフの内蔵露出計で適正値を探るより、露出計アプリで正解を一発で求めた方が、軽快に撮影できる気がしました。
同時代の金属製一眼レフで比較すると、SVは比較的小型なので、試し撮り以外でも撮影に持ち出す機会がありそうです。
OLYMPUS L-2
AF一眼レフの本格展開を断念したオリンパスが、デジタル一眼レフに再挑戦するまでの繋ぎに発売した、いわゆる『ブリッジカメラ』の2世代目です。
調べてみると、初代のL-1よりAF速度が向上している、という触れ込みでしたが、今となっては大した性能差は無いでしょう(^_^;)
前後に長いレンズ鏡胴にグリップが付いた特異なフォルムと、黒光りする外観から「エイリアン」の頭部を連想しました。
背面に突き出た裏蓋の中にフィルムを給送する独特な機構で、一眼レフの左グリップを欠いたような形状を実現しています。
電池を入れて動作確認したら電動ズームと内蔵ストロボが完動したので、自宅近隣のハードオフで税込1,100円にてお持ち帰りしました。
前後に長い分、内蔵ストロボが高く跳ね上がります。
ズームのF値が暗いのと、全体的に動作が緩慢なのが難点ですが、いずれフィルムを通して試し撮りするつもりです。
SONY DSC-F505
L-2のL字ボディと似通ったフォルムで、充電器や付属ケーブルが揃っていたので、L-2と同時に勢いで買ってしまいました(;^ω^)ゞ
今となっては実用性の低い、1999年に発売された200万画素機で、税込2,200円は高かった気もしますが、ショーケースに展示されて外観は綺麗だったので良しとしましょう。
ジュラルミン製のボディと、コンデジながら「腐ってもカール・ツァイス」の大口径レンズは、発売から20年を経た現在でも見栄えがします*.*・(n‘∀‘)η*・*
付属していた2個の純正バッテリーは死んでいたので、Amazonで互換バッテリー1個を約1,500円にて調達しました。
手持ちのメモリースティックは64MBが使えましたが、アダプター経由で挿したメモリースティック Pro Duo の1GBは認識しませんでした(´・ω・`)
使えるメモリースティックは128MBあたりが上限のようですが、中古は割高なので手持ちのメモリースティックで間に合わせる事にしました。
実用性は皆無ですが、せめて試し撮りで外に持ち出してやるつもりです。
Canon T50 専用ケース
以前にジャンクワゴンから回収したT50の専用ケースがヤフオクに出品されていたので、つい落札してしまいました(^_^;)
未使用のデッドストックとの事でしたが、約30年に及ぶ経年劣化で縁のゴム皮膜が剥がれていたので、全て粘着テープで除去しました。
オリジナルの銘板は変色して表面がベタベタしていたので思い切って剥がし、Canonのロゴをアイロンプリントシートで自作して貼り替えました。
ケース本体はジーンズのような風合いの生地で耐久性が高く、最近入手したキヤノン純正のレザーストラップが同じような色合いだったので、組み合わせてみました。
T50のストラップは前面に付くので汎用のケースが使えませんが、専用ケースは上部を取り外すと速写ケースになります。
2020年も増え続けるフィルムカメラ
昨年末にFUJIFILM X-T30を新調した時は「2020年はフィルムカメラを打ち止めにして、デジタルのX-T30をメインにしよう」と目論んでいました。
年明け以降に改めてフィルムカメラ熱が再燃し、昨年と変わらずフィルムカメラが増え続けています。
趣味的には「デジタルよりフィルムの方が面白い」と再認識したので、とりあえず「やりつくした感」を覚えるまではフィルムで撮影を続けるつもりです。