ジャンクからの生還『PETRI V6』
3/22(日)に、レモン社の銀座教会店でショーケースに陳列されていたPETRI V6を見つけました。
値札は「B」の評価で、状態は「レンズクモリ少し」とだけ記載されていました。
ジャンク扱いでは無かったので、OLYMPUS IZM 300と一緒に購入して持ち帰りました。
ショーケースに陳列されていたから、ジャンクでは無く完動品だろう…という先入観があって、店頭では簡易なチェックで済ませてしまいました。
帰宅してからレンズをはずしてミラーの動作を確認したら、シャッター速度とミラーの上下が同調していませんでした((( ;゚Д゚)))
スローシャッターを切ると、シャッター幕が閉じる前にミラーが降りてしまうので、撮影は不可能です(;´д`)
先に入手していたPETRI FTEはシャッター幕の開閉とミラーの上下が同調しているので、V6は明らかに故障していると考えました。
翌日も、諦めきれずに底面と軍艦部のカバーをはずして修理を試みたのですが、機能は回復しませんでした(´;ω;`)
諦めて組み立て直し、レンズを装着してもう一度スローシャッターを切ってみたら、レンズ越しにシャッターとミラーが同調している事が確認出来ました。
「???」と首を傾げながら動作確認してみると、レンズを装着した時だけシャッターとミラーが同調するようです(;^ω^)ゞ
FTEとは異なる挙動だったので、すっかり故障だと思い込んでいたのですが、色々と検証した結果、何とか実用になりそうです。
怪しい挙動は「とにかく良く壊れる」「理解に苦しむ複雑なメカニズム」と評される変態ブランド・ペトリの面目躍如と言った所でしょうか(;´д`)
V6はシャッター速度が1/60秒以上で何とか動作していますが、それ以下の低速で粘りがあり、シャッター幕が閉じずに引っかかる症状が出ています。
実用上は晴天下の屋外撮影で1/125~1/500しか使わないので、何とか撮影に用いる事が出来そうです。
外観はキレイだし、OLYMPUS PEN-FやYASHICA TL ELECTRO X に見られる花文字があしらわれているので、返品せずに済んだのは助かりました。
同様にペンタ部に花文字を持つYASHICA TL ELECTRO X と並べると、PETRI V6の方がコンパクトです。(ELECTRO X が無駄にデカい気もしますが…)
PETRI Color 35を皮切りに、ペトリが短期間で三台に増えてしまいました(;^ω^)ゞ
PETRI V6の故障疑惑が発覚する前に、勇み足でペトリの外付露出計をヤフオクで落札していたのですが、無駄にならずに済みそうです。
次回は、後付け感がハンパない外付露出計を装着したPETRI V6をご紹介します<(_ _)>