ヤフオクのジャンクカメラ回避術
先の投稿では「最高額にて入札中」と、まだ落札していないカメラをネタに記事を書いてしまいましたが(当ブログでは初の試み)ネットオークションでは気をつけるべきポイントが多々あります。
ヤフオクを例に、自分が手を出さないように気をつけている点を、覚え書き代わりに列記したいと思います。
『動作未確認には手を出すな!』
ヤフオクに出品されている中古カメラの説明で、7~8割の出品に(※個人の印象です)『動作未確認』の文言が見られます。
これって、
動作未確認=動きません
と同義語なので、よっぽどの事が無い限り手を出さないようにしています。
「電池を入れれば動き出すんじゃないの~?」などと、甘い見込みで落札すると、確実に不動のジャンクが送られてきます。
『動作未確認』と書いてあるのに「カメラが無いから動作確認できないんじゃね~の~!?」と甘い見込みで落札したモータードライブMAは、液漏れでバッチリ不動でした (・ω<) テヘペロ
バッテリーが絶版のデジカメならともかく、機械式カメラだったら、巻き上げが出来るか、シャッターが切れるかくらい、確認しない方がおかしいですよね?
出品情報のどこかに「ジャンク」と記載されているものも、基本的には不動でも文句は言えないので、避けた方が賢明でしょう(^_^;)
『顔文字と音符に気をつけろ!』
ヤフオクでは、(^o^)/ ←みたいな顔文字とか、語尾に『 ♪ 』を付けてフレンドリーさを装っている出品をよく見かけます。
これらは、一昔前に中古カメラのオークションを荒らし回った『カメラ転売塾』の残党か、その影響を受けた出品者なので、避けた方が賢明です。
カメラ転売塾については、こちらの同人誌が詳しいので、興味のある方はぜひ参照して下さい。
『絶好調!! 激レア!! 一品限り!!』を回避しろ!
これもカメラ転売塾に関連したフレーズですが、妙に状態の良さを強調していたり、大して人気のある商品じゃないのに稀少さを煽っていたり、中古なのに「一品限り!! 」なんて当たり前の事をアピールしている出品者は要注意です。
取引でトラブルがあっても、誠実な対応は望めない出品者なので、入札は控えた方が良いでしょう。
『送料一律1,200円』は守銭奴の出品
都内⇒都内だったり、近隣の県から発送するなら、宅配便でもせいぜい700円前後が60cmサイズの送料の相場だと思います。
送料を一律○○○円としている出品者は「送料にも利益を上乗せしている守銭奴」なので、取引でトラブルが起きた時の事を考えると、誠実な対応は期待出来ないので、避けた方が賢明です。
「ノークレーム、ノーリターン」は場合による
ヤフオクの出品情報に「ノークレーム、ノーリターン」と書いてあるものまで除外すると、入札出来る出品が無くなってしまうので、出品者に明らかな瑕疵がある場合は、強気でクレームを入れた方が良いでしょう。
「ノークレーム、ノーリターン」はヤフオクの定めたルールではありません。
悪質な出品者は言葉巧みにジャンクを売りつけて、返品に応じないため姑息な手段で(時には恫喝して)責任逃れするので、地雷を踏まないように気をつけましょう。
ヤフオクの運営も、支払い方法を『かんたん決済』に統一したり、保証制度を用意するなど、オークション詐欺の対策にある程度は動いていますが、基本的には
「悪意のある出品者を擁護する」
と受け取られかねないスタンスなので、アテにはなりません。
1円出品
ヤフオクで商品検索して「現在価格の安い順」で並べ替えると、最上位によく表示されるのが「1円出品」です。
「これ、1円で落札できたら超お得じゃない!?」と夢が膨らみますが、出品者は多数の入札で価格が競り上がる事を目論んでいるので、1円で落札できる事はまずありません。(不人気な商品で、在庫処分が目的なら、まれに落札できる事もあるようです)
出品者が想定した金額に届かないと、終了直前に出品を取り消される事もあるようです。
入札があった出品を取り消すと、システム利用料が550円(税込)かかりますが「想定金額に届かない赤字より金額が低ければマシ」と、利用料の支払いを厭わない出品者もいるので注意が必要です。
「1円出品は宣伝目的と競り合いのヒートアップ」
を狙った出品なので、私は入札しないようにしています。
折り合いの付けられる金額で落札できそうだったのに、出品者の想定金額に届かず終了直前に出品を取り消されると、入札の手間とぬか喜びさせられた時間が無駄になってしまうので、注意が必要です
あと、開始価格が1円なのに最低落札価格が設定されている出品をたまに見かけますが、
「最初から最低落札価格で出品しろよ!! (#`Д´)ノノ┻┻;:'、」
と怒りを覚えます。
最後に…
かく言う自分は、500件に届きそうなヤフオクの取引履歴で、出品と落札の双方で一度も悪い評価を付けられた事が無いけれど、何度も地雷を踏んで痛い目を見ているので、
「焦らず、慎重に」
入札を検討するのが、ゴミを掴まされないための第一歩と言えそうです。