SS優先AE搭載『オリンパス35RC』2
先日ヤフオクで落札したレンジファインダーのコンパクトカメラ、オリンパス35RCが届きました。
出品情報の写真で確認した通り、外観には金属の腐食による汚れが見られましたが、ピカールでメタリックな光沢が出ないよう慎重に磨いたら、遠目には解らない程度に美観を取り戻す事が出来ました。
ファインダーは透明度が高く、シャッター速度と絞りの指針が上下に表示されて、正常に動作する事を確認しました。
ファインダー中央の二重像も、ピントリングを回すと正常に合致しました。
所有している全機械式(もしくはそれに準じる)フィルムカメラで、一眼レフ/コンパクトを問わずファインダー内の表示が一番リッチなので、想像していたよりも気に入ってしまいました∩(・ω・)∩
レンズを表面から視認した限りでは、写真に影響が出そうな曇りは見当たらず、目立った傷も皆無でした。
裏蓋のモルトは劣化して全て剥がれ落ちていたので、後ほど貼り替えキットでリペアする予定です。
電池室は液漏れも無く、水銀電池を代替する空気電池(MB625)を入れたら露出計が正常に動作しました。
絞りリングをAに合わせてシャッター速度優先AEにすると、シャッターボタンの半押しでファインダー下辺の指針が絞り値を示します。
被写体の明るさを変えて絞りの変化を見るだけでも楽しいです。
手持ちのヤシカ エレクトロ35 MCと並べて比較すると、オリンパス35RCは高さと幅が一回り大きいものの、充分コンパクトなサイズでした。
オリンパス35RCはボディの両端にアイレットを備えるので、首から提げる両吊りのストラップが使用出来ます。
今月は複数のフィルムカメラを携えて、ツーリング先でフィルムメインの撮影行を計画しています。