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中古カメラと写真、日々の独り語り

初の中判撮影『ヤシカフレックス』

7月に入手した二眼レフの『ヤシカフレックスC型』で、中判フィルムを初めて撮影しました。

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ヤシカフレックスには露出計が無いので、スマホの露出計アプリを併用しながら撮影しました。

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ヤシカフレックスC型

フィルムがISO100でシャッタースピードが1/300までしか無く、手持ちなので低速シャッターが使えず絞りを開ける必要があるので、風景撮影では被写界深度の浅さに悩まされました。

二眼レフのファインダーは晴天下で見づらく、ピントはルーペで拡大できましたが、ファインダーグラスの四隅が光量落ちで暗くなり、ハッキリ見えませんでした。

二眼レフは左右が逆像になる事を予め知っていましたが、水平を出すのもファインダーの像と逆方向にカメラを傾ける必要があるので、構図を決めるのが大変でした(;´д`)

撮影できていたコマは、酷いピンボケや露出の失敗こそありませんでしたが、部分的にぼやけた写真も多く、人様にお目にかけられる作例は以下の6点ぐらいでした。

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箱根山 戸山教会

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亀有香取神社 狛亀

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亀有香取神社 両津勘吉

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柴又帝釈天

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柴又帝釈天

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柴又帝釈天

ヤシカフレックスはフィルム巻き上げとシャッターチャージが別々なので、シャッターを切った後に巻き上げを忘れて、2コマを二重露光してしまいました(^_^;)

意図せずに、人生初の二重露光した写真を撮影する事となりました。

シャッターを切らずに巻き上げて何も撮れていないコマもあったので、合計3コマを無駄にしています(T_T)

陸軍戸山学校軍楽隊の野外音楽堂と二・二六事件慰霊碑を二重露光して、心霊写真のようになってしまいました。

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野外音楽堂と二・二六事件慰霊碑

柴又帝釈天の正門と亀有駅前を二重露光してコラージュのようになってしまいました。

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帝釈天の正門と亀有駅

税込2,180円で買ったロモグラフィーの120フィルムは3本パックだったので、一本当たり約727円の計算となります。

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120フィルムは6×6で12コマ撮れるので、1コマあたり約60円となり、3コマ無駄にして計180円の損失でした(T_T)

120フィルムの現像とスキャン、L判プリント各1枚の注文をフラッシュ楽天市場店に注文し、送料と合計で1,010円でした。

item.rakuten.co.jp

注文後にフィルムを郵送した送料は120円かかりました。

12コマの撮影に成功していたと仮定すると、120フィルム1本を現像してL判プリントを得るまでの費用は、

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120フィルム1本のL判1枚あたりの費用

となりました。

120フィルムではプリント1枚あたり約155円かかる計算となります。

35mmフィルムがプリント1枚あたり約50円だった事を考えると、3倍のコストがかかるので、シャッターを1回切る重みも3倍に感じる事になりそうです(´・ω・`)

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© 久米田康治, ヤス