待望の『PETRI Color 35』
以前から気になっていたPETRI Color 35を、昨晩ヤフオクで落札してしまいました(;^ω^)ゞ
フィルムカメラ熱の再燃と、ヤフオクの「5のつく日」クーポンに後押しされました。
まだカメラが手元に届いていないので、使用したレポートは後日お届けします。
落札した個体のコンディション
3月現在、PETRI Color 35の相場は、中古カメラ店の良品が2万円、ヤフオクの出品が1万5千円前後で推移していました。
落札した出品は送料込みで7千円台前半という金額に抑えたので、お買い得だったと思います。
PETRI Color 35は1968年に発売されたコンパクトカメラで、半世紀に及ぶ経年の割に、そこそこの美観を保っているようです。
外装の傷やスレ、金属部の腐食やサビ、塗装の剥がれはありますが、写真を見る限り酷い損傷は無いようです。
レンズとファインダーの汚れやカビは、現物が届いて確認してみないと解りません。
外観同様、キレイである事を祈るばかりです(´-ω-)人
出品情報には「シャッターOK!!」と記載されていましたが、その他の動作は未確認、との事でした。
PETRI Color 35はレンズを繰り出さないとシャッターが切れないので、シャッターが切れるなら基本的な機構は生きている、と踏んで入札に踏み切りました。
出品情報に記載されていない故障の有無で、一番気になるのは露出計の動作でしょうか。
PETRI Color 35は露出計以外に電池が不要な全機械式なので、絞りが動いてシャッター速度が変化すれば撮影は可能です。
最悪、露出計が故障していたら、スマホの露出計アプリで代替するつもりです
PETRI Color 35の機能
PETRI Color 35は右手側に操作部が集中しており、軍艦部の右肩にシャッター速度と絞りのダイヤルが前後に並んでいます。
軍艦部の左肩にはX接点のついたホットシューを備えており、底面にホットシューがあるローライ35より使い勝手は良さそうです。
ファインダー横にある背面のダイヤルでレンズを繰り出し、目測式の距離指標をファインダー内で合わせます。
フィルムを巻き上げないと露出計は動作しないので、電池を入れると露出計が動作しっぱなしになるローライ35より電池の消費は抑えられそうです。
露出計は水銀電池のH-C(MR44)型を使用しますが、現在は流通していないので、一般的なLR44で代替できるようです。
LR44は1.5Vで、MR44の1.35Vより電圧が高いので、ISOの数値を1/3程度低くする事で露出計が適正値を示すとネットの情報にありました。
いずれにせよ、カラーネガはラチが広いので大きな問題にはならないと思います。
PETRI Color 35とローライ35の比較
以前から周期的にローライ35が気になっていました。
自分の知る範囲では、ローライ35Sの良品で5万円前後、難有りのローライ35で2万円~3万円台半ばという相場に、ずっと購入を躊躇していました。
昨年「貧乏人のローライ35」と自虐的に呼称してYASHICA ELECTRO 35 MCを手に入れたのですが、その後もオリンパス35RCを買い増して、コンパクトなフィルムカメラを定期的にコレクションしていました。
cosinon.hateblo.jpローライ35より一回りほどボディサイズが大きいPETRI Color 35は「和製ローライ35」と評される向きもあるようです。
沈胴のレンズを繰り出して目測式のピント合わせを行う構造や、裏蓋が取り外し式でフィルム圧板が下のヒンジで開く所など、いくつかの共通点が見られます。
ローライ35と比較すると一長一短あるようですが、PETRI Color 35の方が一般的なカメラの操作性に準じているようです。
週末の休日までにPETRI Color 35が届いたら、早速フィルムを詰めて持ち出そうと考えています。